【伊藤園レディス】腰痛を抱える稲見が湯たんぽケア導入 練習量は「必要最低限」と現状明かす

稲見萌寧(東スポWeb)

国内女子ツアー「伊藤園レディス」(12日開幕、千葉・グレートアイランドC)に出場する賞金ランキング1位で東京五輪銀メダリストの稲見萌寧(22=都築電気)が、腰の状態と向き合いながら終盤戦を戦っている。

稲見は腰痛のため、3週前の「NOBUTAグループ・マスターズGCレディース」最終日に棄権し、その翌週の樋口久子 三菱電機レディス」を欠場。前週の「TOTOジャパンクラシック」は2位と好成績を収めたが、完全に回復したわけではない。この日の練習ラウンド後に会見に臨んだ稲見は「腰の状態はずっと変わらず、良くならず、悪くならずっていう感じです」と現状を語った。

腰への負担を軽くするため、練習量をセーブせざるを得ない。「必要最低限の練習をしてる感じです。練習ラウンドはハーフ回って、終わって8Iだけ10球くらい打って、パターをちょっとやるくらいなんですけど、(大会週の)火曜日は特に病院に行ったり、ケアを受けたりがメインなので練習は20球とかしかしてないですね」。今週は湯たんぽを購入してのセルフケアにも努めている。

棄権や欠場で足踏みしている間に古江彩佳(富士通)が賞金ランク2位に浮上し、約400万円差まで迫られた。それでも「詰められても追い抜かれても、しょうがないかなっていう感じですね」と泰然自若の構え。今大会初日は、その古江と賞金ランク3位の小祝さくら(ニトリ)と同組となるが「意識はない。楽しいメンバーだなって感じです」と穏やかな表情で語った。

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