女子大生デザイン「映える大漁旗」 三浦の観光船に SNS投稿でまぐろコロッケ

にじいろさかな号に掲げられたカラフルな大漁旗と永塚さん(中央)や支援者=三崎港

 三浦市宮川町に住む関東学院大4年永塚みのりさん(22)がオリジナルの大漁旗を制作した。地元の町おこしに貢献したいという思いを大人たちも応援。大海を泳ぐ元気なマグロが、三崎港の水中観光船ではためいている。

 同大の共生デザイン学科で学ぶ永塚さんは、家族が漁業関係の仕事に携わっている。所属ゼミ(淡野哲講師)の卒業制作として、「絵を描くのが好きで、地元の振興につながればと思った」と身近な存在の大漁旗を作ることを決めた。

 早速県内で唯一、手染めの大漁旗を扱っている地元の三富染物店に技術的な指導を頼んだ。水中観光船「にじいろさかな号」を運航管理するスバル興業などにも相談し、同船で掲げてもらえることになった。

© 株式会社神奈川新聞社