国民民主党の玉木雄一郎代表は11日の会見で、来年夏の参院選で改選数が2以上の「複数区」については全ての選挙区で原則公認候補を立てる意向を示した。
2人区の京都もそれにあてはまることになるが、府連会長の前原誠司代表代行（衆院京都2区）は京都新聞社の取材に「まだ党として正式に決めたことではない」と判断を留保した。
玉木氏は、衆院選で野党共闘の枠組みに入り候補者擁立に及び腰だったことを反省点に挙げ、党勢拡大や党支持層の選択肢をつくるためにも、参院選の複数区は「基本的に全部立てる」と方針を説明。1人区も擁立を目指す考えを示し、各党との調整よりも「いい人材を発掘して擁立するのが前提」と述べ、候補者の公募や全国を行脚する発掘キャラバンを進めるとした。
会見では、京都選挙区で改選を迎える立憲民主党の福山哲郎幹事長に対抗馬を立てた時の影響を問う質問も出たが、玉木氏は「個別の選挙区についてイメージして申し上げているわけではない」と答え、府連の判断を尊重する考えをにじませた。
