栃木県大田原市佐久山の御殿山公園で、約80本の「土佐楓(とさかえで)」が紅葉し、訪れる人を楽しませている。
大田原市観光協会によると、土佐楓は江戸中期に佐久山城主の福原家に土佐藩主の子弟山内資敬(やまのうちすけたか)が養子に入った際に持参したといわれる。
快晴となった11日、赤く色づいたカエデの下で散策したり写真に収めたりする人の姿が見られた。佐久山地区活性化協議会の石崎晴夫(いしざきはるお)さん(58)は「色づきは例年より1週間ほど早いが、地面に落ちた葉もきれいなので見てもらいたい」と話した。
25日までライトアップも行われ、午後5~9時まで幻想的な紅葉を楽しめる。