【新日本】タイチがTAKAみちのく〝身勝手〟復帰に激怒「どっかの都議とやってることは一緒」

2013年11月、IWGPジュニアタッグ王座を防衛したTAKAみちのくとタイチ(東スポWeb)

新日本プロレスのIWGPタッグ王者・タイチ(41)が、かつての盟友を断罪した。ザック・セイバーJr.(34)との王者組で優勝を狙う「ワールドタッグリーグ」(14日、東京・後楽園ホールで開幕)で、鈴木みのる(53)のパートナーとして約2年半ぶりに新日本マットに復帰するTAKAみちのく(48)への怒りを吐露。周囲の納得を得られないまま居座ろうとする姿は、あの都議会議員に重なると切り捨てた。

脇腹負傷の影響もありG1クライマックスで3勝6敗と不本意な結果に終わったタイチは、先シリーズを欠場。現在のコンディションについては「負傷どうのこうのって、一体なんの話をしてんだよ。G1でテーピングしてた? ああ、あれはまわしだよ。1回まわしで試合してみたかったんだ」とけむに巻くばかりだったが、王者として臨むタッグリーグ戦での逆襲にかける思いは強い…はずだ。

6日の大阪大会では相棒のザックがIWGP世界ヘビー級王者の鷹木信悟に挑戦。敗れはしたものの、タイチは解説席から激闘を見守り「単純に負けられねえなと。G1の結果も受けて、タッグ間で開きが出たような気もするから、今回のリーグ戦で取り戻そうかな」と刺激を受けた様子だ。

ところがそのリーグ戦に、タイチを激高させる男が名を連ねた。2019年5月を最後に新日本を離れていたTAKAが、みのるのパートナーとして参戦するのだ。11年5月の鈴木軍結成当初から共闘し「TAKAタイチ興行」も定期開催してきた間柄だったが、離脱も復帰もタイチには寝耳に水だったという。

「10年くらい一緒にやってきて、ある日突然、テメエのとこの団体が忙しくなったんだか知らねえけど、勝手な都合で何のあいさつもなくフェードアウトして。嫌いだけど仲間としてやってきたのに、そんな去り方ねえんじゃねえのって」

みのる、TAKA組とは開幕戦で対戦が組まれた。「戻って来るTAKAもそうだし、連れてくる鈴木みのるもどういうつもりなのかって。無理やりパートナーに連れてきたのか、TAKAが頭を下げたのか知らねえけど、俺は何も聞いてない。リングの上で直接聞くしかないだろ」と吐き捨て、鈴木軍同門対決には不穏な空気が渦巻く。

ついには「フラっと戻ってきてそのまま居座ろうなんて、どっかの都議会議員じゃねえんだからよ。やってること、一緒じゃねえか。それで納得すると思うなよ」。無免許・当て逃げ事故を起こした末に約4か月も姿を消しながら議員辞職を拒む木下富美子都議の姿とTAKAを重ね合わせる始末で、約2年半ぶりの再会が無風で終わるわけがない。

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