ストレッチに誘い…産科医わいせつ疑い再逮捕 容疑を否定 診療報酬の詐欺罪でも起訴

 沖縄署と県警捜査一課は11日、20代女性の胸を着衣の上から触るなどのわいせつ行為をしたとして、沖縄市内の産婦人科クリニック院長で医師の男(52)を強制わいせつ容疑で再逮捕した。

 県警によると、容疑者は「手が当たったかもしれないが、わいせつな行為はしていない」と容疑を否認している。

 クリニック関係者によると、被害女性は当時、クリニックに勤務していた女性職員で、昨年9月7日に沖縄署に被害を相談した。県警によると、容疑者は被害女性にストレッチ体操を一緒にしないかなどと持ちかけ、体操をしながらわいせつ行為に及んだという。

 再逮捕容疑は2020年8月23日、本島中部の病院内で20代女性の胸を着衣の上から触るなどした疑い。

 容疑者は虚偽の診療報酬明細書(レセプト)を作成し、全国健康保険協会から現金約82万円をだまし取ったとして、10月に詐欺容疑で逮捕された。那覇地検沖縄支部は11日、詐欺罪で起訴した。

© 株式会社琉球新報社