地始凍

今は二十四節気だと立冬ですが、季節を細かく72個にわけた七十二侯だと、きょうから「地始凍(地始めて凍る)」になります。
暦の上では冷気の中で大地が凍りはじめ、冬の気配が身近に感じられる頃です。
これからは、霜や霜柱といった冬らしいものも目にすることが増えてくるかもしれません。
実際もきょうは上空に強い寒気が流れ込んで、冬の天気分布となっています。けさは全国の122地点で今シーズン一番の冷え込みとなりました。昼間も20℃に届くのは、沖縄と関東くらいとなりそうです。
季節の歩みは一定ではなく、止まったり、加速することもあり、とってもきまぐれです。
きのう発表された1か月予報によれば、向こう1か月間は北日本では高温傾向な一方、西日本では気温が平年並みか低い予想。
特に今月末から寒くなりそうです。

気象予報士・多胡 安那

画像について:12日の天気予報。

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