「長崎は大切な場所」 メットライフ生命会長・オステイン氏 長崎を初訪問

長崎を初めて訪れたオステイン氏(左)に、長崎創生プロジェクト事業認定書を手渡した田上市長=長崎市役所

 メットライフ生命保険(東京)の代表執行役・会長・社長・最高経営責任者、ディルク・オステイン氏が11日、長崎市役所を訪れ、田上富久市長と面会した。今年1月の就任以来、メットライフ生命長崎本社を置く同市を訪れるのは初めて。オステイン氏は「千人以上を雇用し、20年を越える付き合いの長崎は、私たちにとって大切な場所。地方創生のため協力を続けたい」と述べた。
 メットライフ生命保険は9月から、多様な働き方が可能な長崎本社をPRするテレビCMを県内で放映している。従業員が登場し、キャリアアップや海外勤務への挑戦、仕事と趣味の両立などができることを紹介する内容で、市はCMを地方創生につながる「長崎創生プロジェクト事業」と認定。オステイン氏は認定式出席のため来庁した。
 田上市長は、長崎本社が昨夏に医療従事者に感謝する横断幕を掲示した取り組みなどを挙げ、認定理由を「さまざまな分野で地域に貢献し他企業の手本にもなっている。CMだけでなくこれまでの活動への感謝も込めた」と説明。オステイン氏は「地域と企業は別々に存在することはできない。長崎は住み、働くのに良い環境。長崎市とのパートナーシップの下、社員の幸せを築きたい」と語った。

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