2019年の10月に先行モデルが日本デビューを果たして以降、先行予約枠がわずか数時間で完売するなど日本でも大いなる人気を博すシトロエンのベストセラーMPV『BERLINGO（ベルランゴ）』に、人気サーフブランド“Rip Curl（リップカール）”とコラボレーションした特別仕様車『BERLINGO SURF EDITION by RIP CURL（ベルランゴ サーフエディション・バイ・リップカール）』が登場。11月11日（木）より発売開始となっている。
兄弟車の『プジョー・リフター』などと並んで、欧州では“フルゴネット”と呼ばれるレジャーアクティビティビークルとしての高い機能性も両立するベルランゴは、温和な乗り心地や楽しげな空間など、あらゆる要素での現代のシトロエンらしい要素が盛り込まれたことで、唯一無二の存在として人気を博している。
そんなベルランゴがサーフブランドのリップカールとコラボレーションした今回の特別仕様車は、2021年4月に日本で発売された『C3 AIRCROSS SUV SURF EDITION by RIP CURL（C3エアクロスSUV サーフエディション・バイ・リップカール）』に続く第2弾モデルとなり、このコラボならではの目を引くディテールによってさらなる個性を追加し、いま以上に自由でアクティブな生活を想起させる1台となっている。
装備充実のメイングレード、SHINEをベースにエクステリアカラーには同車初となるグレーメタリックのグリ・アルタンスを採用し、アクセントとしてゴールドを彷彿とさせるリップカール・アルマイト・オーカー・カラー（マットイエロー）をチョイス。
この強烈でエネルギッシュなマットイエローは、サーフィンの世界で見られる砂丘や太陽の光からインスピレーションを得たもので、エアバンプやフォグランプベゼルに追加。ボディサイドにはダイナミックな波をイメージしたリップカールのブランドロゴ『Rip Curl Wave』が大胆に配された。
その一方で、フロントドアにはコントラストを抑えたロゴをあしらい、リアクォーターガラスにも控えめなリップカールロゴを添付。前後バンパー、サイドミラー、ホイールはブラックとして全体を引き締め、精悍な印象を醸し出している。
独自の個性を持つインテリアにもディテールに特別感が盛り込まれ、ダークグレーを基調としたインストルメントパネルの助手席側のベルト調の装飾部分にはイエローのステッチが入り、シートバックのラインにもイエローのアクセントも追加。
リップカールのタグネーム入り専用フロアマットも備わり、イエローのアクセントを各部に入れることでエクステリアと呼応するようにグラフィカルに仕上げられた。
■最長約2.7mの長尺ものまで対応。一部ロングボード、セミロングボード、ファンボードの中積みまでも可能に
そのポップで広大な空間に位置するリヤシートは、同社の『C4スペースツアラー』同様に、幅の等しい3座独立式を採用。このシートは個別に折畳みが可能となっており、座席にはそれぞれISOFIXフックも装備する。
シートそのものもファブリックを貼り込んだリラックス感あるリビングのようなインテリアが演出され、Magic Flat（マジック・フラット）と呼ばれる機能でワンタッチでフルフラット状態にすることも可能に。
室内には合計28もの収納スペースが用意され、Modutop（モデュトップ）と呼ばれるルーフ部分の収納スペースも設定。これらを合計して186リッターものストレージが用意される。
また、アームレストを外し助手席を前に倒すことで生まれるスペースは、最長約2.7mの長尺ものまで対応できるため一部ロングボード、セミロングボード、ファンボードの中積みまでも可能としている。
さらに先進の1.5リッター直列4気筒ターボチャージャー付きクリーンディーゼル（130PS／300Nm）に、こちらも最新世代電子制御8速オートマチックトランスミッションのEAT8を組み合わせるパワートレインには、砂地に分け入るサーフトリップをよりアクティブにこなすべく、ベルランゴ初の“グリップコントロール”も搭載。
シトロエンがラリーフィールドで培った駆動力制御、車輌運動制御のノウハウを活用した“トラクションコントロールの進化版”ともいえる同機能は、路面状況に合わせてさまざまなアルゴリズムを組み合わせ、パワートレインの出力特性やブレーキを統合制御。タイヤのグリップ最大化とトラクションの最適化を行い、走破性を高める5つのモードが備わる。
5年にわたる同ブランドとシトロエンの協力関係の成果とも言えるこの特別仕様車『BERLINGO SURF EDITION by RIP CURL』の価格は、364万9000円（税込）となっている。
シトロエン コール TEL:0120-55-4106
