一正蒲鉾株式会社(新潟市東区)が新市場区分「プライム市場」に不適合、取締役会で上場維持基準の充足を目指すことを決議

一正蒲鉾本社(新潟市東区)

一正蒲鉾株式会社(新潟市東区)は12日の取締役会において、東京証券取引所から通知を受けた同社の上場維持基準への適合状況に関する一次判定、および二次判定の結果を踏まえ、新市場区分について「プライム市場」を選択し、東証に申請することを決議した。

一正蒲鉾は、7月9日に東証より、新市場区分における上場維持基準への適合状況に関する一次判定結果を受領し、「流通株式数」についてはプライム市場の上場維持基準を充たしている一方で、「流通株式時価総額」、「流通株式比率」、「1日平均売買代金」について基準を充たしていない旨の通知を受けた。

その後10月1日に受領した二次判定結果では、不適合の一次判定を受けた「流通株式比率」については、当該基準を充たした旨の結果を受領した。

同社では上記の結果を踏まえ、12日開催の取締役会において、東証の新市場区分についてプライム市場を選択し、経過措置の適用を受けながら上場維持基準の充足を目指すことを決議。

7月1日からスタートした第二次中期経営計画(2021年7月1日から2026年6月30日)の確実な達成による中長期的な企業価値の向上と、コーポレートガバナンスの一層の充実、ならびに積極的なIR活動を通じてプライム市場の全ての基準の充足を目指す。

なお一正蒲鉾は、同日東証に「新市場区分の上場維持基準の適合に向けた計画書」を提出。webサイト上でも開示している。

【関連リンク】
一正蒲鉾 webサイト 「IR情報 ニュースリリース一覧」

© にいがた経済新聞