立民・枝野幸男代表の辞任正式了承 本人は「#枝野辞めるな」トレンド入りに大感激

正式に代表辞任が了承された枝野幸雄氏(東スポWeb)

立憲民主党の枝野幸男氏(57)は12日、国会内で開かれた衆参両院議員総会で正式に代表辞任の了承を受けた。

その後に行われた会見で、枝野氏は「正式に代表を退くことの承認をいただいた。この4年間、立民に集って総選挙を戦っていただいたすべてのみなさんが、困難を乗り越え、〝政権選択選挙〟という構えはできた。自分なりによくここまで持ってこられたという納得感があります」とさっぱりした表情で語った。

枝野氏が代表辞任の意向を表明すると、インターネット上ではハッシュタグ「#枝野辞めるな」が、トレンド入りして話題を集めた。

過去にさかのぼれば、2011年3月の東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の発生時、枝野氏は民主党政権の官房長官として不眠不休で記者会見などの対応に当たったことから、ネット上では「#枝野寝ろ」の言葉があふれた。

17年の衆院選直前は小池百合子都知事が枝野氏ら野党リベラル系勢力を念頭に「排除発言」をしたことで、ネット上には「#枝野立て」が登場。立憲民主党設立のきっかけをつくった。

SNS上で起きている「#枝野辞めるな」の声について、枝野氏は「今回の〝#枝野辞めるな〟の意見については、本心で言ってくれている方とそうでない方がいるのは承知しています」と冷静に受け止めつつ、「選挙の結果を受けて、(代表を)辞めるに当たってですね、〝辞めるな〟という意見があることは正直、政治家冥利に尽きるし感激してありがたく思っています」と感謝した。

立民の〝ポスト枝野〟を選ぶ代表選は19日告示され、今月30日に開かれる臨時党大会で新代表が選出される。

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