株式会社新潟放送(BSN、新潟市中央区)が2022年3月期第2四半期連結業績を発表、テレビスポット広告の回復などで増収増益

新潟放送(BSN)

株式会社新潟放送(BSN、新潟市中央区)は12日、2022年3月期第2四半期連結業績を発表した。

売上高92億3,018万8,000円(対前年同期比11.6%増)、営業利益5億482万8,000円(同454.0%増)、経常利益5億7,142万9,000円(同304.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益2億8,603万3,000円(同97.4%増)と増収増益となった。

テレビスポット広告が回復して放送事業が黒字転換したことや、情報処理サービス事業の利益率改善が全体の大幅増益に寄与した。

放送事業

放送事業では、コロナウイルス感染拡大に対応した新しい生活様式の浸透などで経済活動が徐々に再開し、収益の柱となるテレビスポット広告が好調に推移したことで、放送収入は前年同期を上回った。その他の収入でも、プロ野球公式戦1試合を開催するなど、前期に中止となっていたイベントや文化活動が再開され、前期を大きく上回った。

この結果、同期の売上高は27億7,400万円(対前年同期比16.2%増)となり、営業利益は3,600万円(前年同期は△8,300万円)となった。

情報処理サービス事業

情報処理サービス事業では、民間分野における大型案件、医療分野ならびに公共分野における前期からの継続案件が順調に推移したほか、新型コロナウイルス感染防止の観点からWebによる提案など営業活動の見直しによる経費の削減により、利益率も向上した。

この結果、同期の売上高は60億3,100万円(対前年同期比10.6%増)、営業利益は4億5,900万円(同214.3%増)となった。

建物サービスその他事業

建物サービスその他事業にでは、メディア部門では高校の体育祭やインターハイなどのライブ配信を受注して増収となった。施設管理部門では不採算の管理業務契約の解除による減収要因はあったが、設備保守点検や機器更新工事などを受注して前期並み。利益面ではコロナ禍で工事資材が高騰したことで仕入原価が増加し、減益となった。

この結果、同期の売上高は6億9,800万円(対前年同期比1.8%増)となり、営業利益は900万円(同△67.2%)となった。

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