坪野鉱泉がホラー映画「牛首村」の舞台に 富山県魚津市の北陸最恐心霊スポット

「犬鳴村」「樹海村」に続く「恐怖の村」シリーズ第3弾となるホラー映画「牛首村」の舞台が、富山県魚津市に実在する心霊スポットの坪野鉱泉であることが発表された。

坪野鉱泉は、1970年頃に「ホテル坪野」として開業されたが、ある事件をきっかけとして1982年に廃業。経営者が失踪し、誰も手をつけなくなってしまったとウワサされている、いわくつきの廃ホテルだ。1993年までに隣接されていた施設が解体され、現在まで残っている一つの建物が「坪野鉱泉」と称され、多くの若者が訪れる肝試しスポットと化している。”北陸最恐の心霊スポット”として恐ろしい都市伝説が絶えず、今では立ち入り禁止となっている。

長年地元ではさまざまな都市伝説やウワサが出回り、「あそこには行ってはいけない」と子供の頃に親から行くのを必ず止められてしまうほど、超有名な心霊スポットである坪野鉱泉。1980年代には、“最強の霊能力者”としてメディアで活躍した宜保愛子氏が、唯一入ることを拒否して話題になった。その後、失踪事件も起きた。

そんな立ち入り禁止で今は誰も入ることができない坪野鉱泉で、実際に撮影が決行された。現場では、坪野鉱泉建物入口前でおはらいを実施してから撮影をスタート。「セットの照明が突然消えるのを目撃した」(牛首村宣伝担当)などの”心霊現象”も発生したという。

また、坪野鉱泉を映し出した6秒動画も公開された。突如轟音が響き、「大丈夫そ?」「はにゃ?」などと会話する2人のチャットから始まる映像。背景には薄暗い森とひっそりとたたずむ廃ホテル・坪野鉱泉が見え、チャットには「神隠しホテル」のワードが登場する。さらに、屋上と思われる場所に立つ女性の姿と、不気味な笑い声も収められている。

「牛首村」は、「犬鳴村」「樹海村」に続く「恐怖の村」シリーズ第3弾となるホラー映画。北陸に実在する”最凶”の心霊スポットが舞台となる。Kōki,が女優デビュー・初主演を果たすほか、萩原利久や高橋文哉らが出演する。監督は、これまでに引き続き清水崇が務める。

【作品情報】
牛首村
配給:東映
©2022「牛首村」製作委員会

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