ユーチューブの表示変更が波紋を広げている。
このほど動画の低評価の数を順次非表示にすることを発表。クリエーターを嫌がらせや個人攻撃から守ることを目的としているが、手放しで歓迎とはいかないようだ。
トップユーチューバーのヒカキン(32)は11日、自身のチャンネルで「いろんな本音が複雑に絡み合う」とコメント。低評価に対して「最高におもしろいと思って撮った動画が、バッドを押されるのは確かにうれしくない。でも、皆さんが参加できる要素だったんだよね。それがネットのいいところでかつユーチューブの良いところだった」と語った。
一方で、一度炎上し、低評価が増えてしまうと視聴者側も便乗して低評価を押し続ける傾向があるとした上で「嫌がらせ目的での〝低評価祭り〟に参加しちゃえみたいなのは減りそうだよね」と分析した。
ヒカキン自身は高評価と低評価をの割合をモチベーションにしていた部分もあったと語り全面的な非表示ではなく「(表示と非表示の)好きな方を選べたらうれしかった」と心境を明かした。
一方“低評価王”お笑いコンビ「TKO」木下隆行(49)も独自の見解を示した。木下といえばユーチューブで公開した謝罪動画が低評価49万という歴史的な数字を叩きだしている。そんな木下もヒカキンと同日、ユーチューブでこのニュースに反応した。
木下は「もちろん嫌な時期もありましたよ。寝て起きたら1000単位でバッドが増えていく怖さ」と当時の心境を吐露。しかし、それを乗り越えた現在は「おいしかった」「羽をもぎとられたような思いでいっぱい」と語った。
さらに木下の低評価をエンターテイメントとして楽しみにしている人たちのためにも「俺のだけでも公開してもらへんやろか」と懇願してみせた。