琉球BO、台湾プロ野球参入を目指す経緯や現状説明「ご理解を得られるような準備を」

文書発表「様々な方と意見交換等を行いながら可能性を探っておりました」

沖縄初のプロ野球球団「琉球ブルーオーシャンズ」は12日、台湾プロ野球(CPBL)への参入を目指していると報じられたことについて、文書で現状や経緯を説明した。琉球側の見解は以下の通り。

皆様におかれましては、コロナ禍の中、琉球ブルーオーシャンズ(球団社長:北川智哉)の活動についてご理解・ご協力をいただき御礼申し上げます。

この度、中華職業棒球大聯盟(以下、CPBL)およびその関係者の皆様に、ご迷惑をおかけ致しました事を、まずはお詫びいたします。

琉球ブルーオーシャンズでは、台湾プロ野球に関しまして、沖縄との距離、歴史的つながり等も考慮に入れ、様々な方と意見交換等を行いながら可能性を探っておりました。

そして、今年(2021年)6月の説明会にて、正式に台湾プロ野球リーグへの参入を目指すことを発表しております。しかし、残念ながら、新型コロナ禍で患者数が急増している時期でもあり、一部マスコミは参加していたものの殆ど取り上げられませんでした。

ですので、台湾プロ野球リーグへの参入を目指すことは、資金調達の為の決して急な思いつき等ではない事をご理解いただければと思います。

そして、CPBLとやり取りをさせていただいた中で、我々が考えている参入方法では、現在の規定に抵触する内容があることは、承知しております。大きなものとして2点あると認識しておりますが、1点に関しましては、我々の方が工夫する事でテクニカル的な解決が可能と考えておりまして、残りの1点に関しまして、何とか出来ないものかと思案し、各方面の方々に相談させて頂きました。この1点に関しましては、どうしてもそのままでは受け入れられない規定である一方で、規定改定等を求めるのも失礼であり、いきなり規定の改定等を出来ないことも重々承知しておりますので、大きい視点で我々の考えている参入方法で参入する事での相互メリット等をふまえ、公的機関のご支援等も頂きながら、再度の申入れをさせて頂く準備を進めております。

そのような中で、この度のクラウドファンディングによる資金調達におきまして、「台湾プロ野球リーグへの参入を目指す」と表現させて頂いておりまして、決して断定的に決まったものとの表現をしてはおりません事をご理解いただければと思います。

琉球ブルーオーシャンズと致しましては、引き続きCPBLのご理解を得られるような準備を進め、台湾プロ野球への参入を現実のものと出来るよう精進していきたく思います。(Full-Count編集部)

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