【セCS】巨人のキャプテン坂本がCS敗退に「練習あるのみ」

3回に先制の犠飛を放った巨人・坂本だったが…(東スポWeb)

巨人のキャプテン坂本勇人内野手(32)が終戦の悔しさをかみ締めた。

ヤクルトとのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第3戦(12日、神宮)に2―2で引き分け0勝3敗1分けで敗退が決定。3回、犠飛で21イニング目にしてファイナル初得点をもたらした主将は「完全に僕たち選手の力不足だと思うし、こういう悔しさを来年のために取り組みというか、生かすのはすごく大事だなと思います」と振り返った。

CS前に「亀さん(=亀井)が最後なので日本シリーズにみんなで連れていけるように」と、ナインを鼓舞した坂本は「1試合でも一緒にやりたいなと思ってやってました」と大先輩への思いを口にした。

「ずっと(自分が)18歳のときから(一緒に)やってきた人が引退していくのはもちろん寂しいし。そういう厳しい世界で結果を出すことの大変さを感じた」と心境を明かした。

この悔しさを来季に生かす。「(ヤクルトと)完全に力の差が出てしまった。1年間通して勝ち切れなかったというか、11ゲーム差開いてたチームの力の差は感じましたし、選手個々がもう一ランク、二ランク、ランクアップしないと同じ結果になってしまう。選手全員がそういう気持ちでオフにやるしかない」と自身も含めレベルアップの必要性を訴えた。

最後に坂本は「もう、練習あるのみですよ。野球選手はそれだけだと思います」と前を向いた。巨人のキャプテン、東京五輪とフル回転だった背番号6の2021年が終わった。

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