【セCS】巨人・元木ヘッドが今季の課題を指摘「得点圏の打率上げんと…」

試合後、ファンに頭を下げる巨人・元木ヘッドコーチ(左)と原監督(東スポWeb)

巨人の元木大介ヘッドコーチ(49)が、2―2で引き分け敗退が決まった、クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第3戦・ヤクルト戦(12日、神宮)後、CSを含めた今季のチームを総括した。

ファーストステージは連勝で突破したものの、ファイナルステージは3戦してわずか2得点。元木ヘッドも「結果出なかったね。こういう結果になってしまったし」と振り返った。シーズン後半戦からチームは失速し、打線も元気を失っていっただけに「後半やっぱり弱かったね。その辺も我々はなんとかしていかないといけないし」と、来季に向けた課題とした。

やはり、得点圏での勝負強さがカギとなりそうだ。この日もヤクルトが3安打2得点なのに対し、巨人は7安打2得点と、散打が目立つ。「やっぱり得点圏というのがもうちょっと打率上げていかんと。ただ10点、15点(奪った)という試合が多くなるよりも、ここ1番の時の1点、2点を取るという打率を上げていかないと。そのためにはどうするかっていうこと、これからやっていかないといけない。技術もそうだし、いろんなミーテイングしていかないといけないし」と、語気を強めた。

来季は原監督の元、阿部作戦コーチと3人で軸を形成する〝トロイカ体制〟でチームをけん引していくことになる。今後の方針については「これから考えていく。ゆっくりも考えてられないしね、それこそすぐヘッドコーチとしてやらなきゃいけないしね」とも明かした。

敗戦の悔しさを糧に、視線の先は早くも来季に向かっている。

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