【パCS】オリックス・吉田正が最下位からの〝成り上がり対決〟に「だからプロ野球って面白い」

会見で喜びを語る吉田正(東スポWeb)

オリックスの主砲・吉田正がCS突破の喜びをかみしめた。右手首の骨折から復帰し、万全には程遠いながらも日本シリーズ進出に貢献。「思い描くスイングには程遠いけど、やれる範囲でベストを尽くすことだけ考えた。ゲームの中で経験だったりで対応していくしかないと思った。全員で勝つ、という通りだったと思う」と胸を張った。

痛みはあるとはいえ「その中でもプレーはできる。悪くならないという判断での出場。ちょっとずつでも痛みが収まってくれればというところ」と話し、打撃内容については「結果はもっとほしいですけど、シーズン同様打てる球を打ちにいき、強引にいかずにできる範囲のスイングを表現できた」と振り返った。

ヤクルトとの1995年以来の日本シリーズ対決については「95年はまだ2歳かなあ」と笑いながらも「その舞台を勝ち取ったので優勝して日本一で締めたい。初めてなんで勝つことを一番に考えたい。日本シリーズはテレビでのんびり見ているイメージ。両チーム(昨年)最下位から日本一をかけて戦うのって珍しい。だからプロ野球って面白い」と大舞台を楽しみにした。

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