イニエスタが自身の〝後継者〟ペドリをバルサ再建のキーマンに指名「チームを好転させる」

イニエスタ

J1神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(37)が低迷する古巣バルセロナの新監督に就任した元チームメートのシャビ氏と、自身の後継者と言われるスペイン代表MFペドリ(18)について語ったと、スペイン紙「アス」が報じている。

2018年から日本でプレーするイニエスタだが、古巣の現状は気になっているようだ。「もちろん。苦しんでいるチームメートや結果を見つけられていない新しいメンバー、ファンを見るので明らかに快適ではないので」とし、リーグ9位に低迷し、欧州チャンピオンズリーグで厳しい戦いを強いられていることに「心が痛い」という。

そんなチームを建て直すため、バルセロナやスペイン代表で同僚だったシャビ氏が新指揮官となった。「シャビとはとても良い関係を築いているし、今でもよく話していている。事前に監督就任を聞いた? いえ。私は冗談めかして彼に『輪舞をするために(バルセロナへ)行くことができる』とは言ったけど…」

その上で「噂を聞いて以来、それは夢のようなものだと理解しているのでうれしい。彼は楽しんで、それを実現するためにあらゆることをするだろう。勝利がもっとも価値のあることだから。シャビはコーチとして経験することになるが、彼はそれをわかっている」とし「私は外からうまく願うことしかできないけど」と語っていた。

また、イニエスタはシャビ監督とともに、スペイン代表にも選出されているMFガビ(17)やMFペドリ(18)、10番を背負うFWアンス・ファティ(19)ら躍進中の若手選手にも期待し「バルサには強くて経験豊富な若手選手がいる。彼らが結果を出せば状況を好転させることができる。チームを再構築することで、タイトルに近づくことができる」と指摘した。

中でも東京五輪銀メダル獲得に貢献した「イニエスタ2世」や「後継者」とされるペドリについても言及。「彼は才能と資質を備えた選手の一人であり、バルセロナと代表のベンチマークと呼ばれている。彼がしなければならないことはプレーを楽しむことだろう。私も(他の選手と)比較されていたし、それはいいことだ」とし、期待を寄せ、チーム再建のキーマンに指名していた。

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