横浜DeNAは13日、ドラフト3位指名した東京学館高（千葉）の粟飯原龍之介内野手（17）と千葉県成田市内で入団交渉し、契約金5千万円、年俸610万円で合意した。粟飯原は「プロ野球選手になるんだという自覚が出てきた。すごくうれしい気持ち」と顔をほころばせた。
50メートル5秒9の俊足と長打力が魅力の大型遊撃手は、幼い頃からたくさんのスポーツに親しんだ。父・茂さん（43）と母・美紀さん（40）の方針もあり、水泳、陸上、バレーボール、バスケットボールにも励み、小学6年時に出場した同県香取市の陸上大会では、走り幅跳びで1位になったこともあるという。
入寮に向けて、現在は打撃や足の速さに磨きをかけながら、苦手とする守備を基礎から練習している。「プレーでも生活面でも人に憧れられて、『あいつすごいな』と言われる選手になりたい」と粟飯原。次は自身が野球少年たちの目標になる番だ。（金額は推定）
