大相撲九州場所(福岡国際センター)の初日を翌日に控えた13日、大関正代(30=時津風)が電話取材に応じた。
2年ぶりの開催となる九州場所に向け「しっかり合わせられた。序盤を落とさないようにできたら。(福岡入り後は)すぐは幕下と相撲を取って感覚を確認して、2日目からは(同部屋の幕内)豊山と稽古をした。体が動くようには準備できた」と手応えを語った。
12月中旬並みの寒さの気温と雨が続く福岡だが「寒さで体調を崩すということもなかったんで、このままいけるのかなと思う」とコンディション調整も万全であることをのぞかせた。
熊本出身の正代は、2020年秋場所後に大関に昇進。しかしその後は優勝を飾っていないどころか、直近2場所は8勝。ようやく勝ち越しを決めるなど大関としての大役を果たしているとは言い難い。
それだけに「気合が入ってもらわないと困る。優勝するなら地元という思いはある。ここら辺でいい相撲を見せて、地元の人にいいところを見せたい。大関らしい相撲を見せたい」と大関として初となる九州場所で活躍を期する思いの強さを語った。