■ランブリングアレー
4カ月ぶりの久々となった前走オールカマーでは、勝負どころで窮屈になり踏み遅れるロスがありながらも、最後まで脚を伸ばして7着まで押し上げたランブリングアレー。人気を下回るかたちになったものの脚色自体は悪くなく、レイパパレと0秒3差なら「展開のアヤ」と言えるもの。そう悲観するほどでもない。
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タフな競馬にめっぽう強く、2走前のヴィクトリアマイルでは混戦の2着争いを死守したことをはじめ、3走前の中山牝馬Sでは不良馬場のなか勝ち切っている。地力はメンバー上位。この人気なら積極的に買い目に加えていきたいところだ。
近親に5歳でマイルCS制覇のトーセンラー、同じく5歳で天皇賞・秋制覇のスピルバーグがいる遅咲きの牝系。同馬も5歳で重賞初制覇で、GI初出走の2着と今が充実期。一発あっても驚けない。
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著者プロフィール
山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。会心の的中はキセキが制した2017年菊花賞の3連単55万9700円。