長谷部誠 ドイツ指導者ライセンス講習でステップアップ 同僚は「長谷部監督」を熱望

長谷部誠

ドイツ1部Eフランクフルトの元日本代表MF長谷部誠(37)が、ドイツの指導者ライセンス講習で新たな段階にステップアップした。

すでにドイツで指導者ライセンスの取得に向けて講習を受けていた長谷部だが、監督資格の取得に向けて順調に進んでいるようだ。

ドイツメディア「SGE4EVER」は「長谷部誠がコーチになるためのトレーニングを行っている」と特集した。

「37歳で現役選手としての彼のキャリアは終わりに近づいており、フランクフルトでの現在の契約は2022年6月30日までだ」と現在の選手としての状況を紹介。そして並行している指導者ライセンス講習の進ちょく状況についても説明した。

「10月以降、ドイツサッカー連盟(DFB)の新プログラム『プレーヤーパスウェー』に入った。このプログラムは、特に現役選手やキャリアを終えたばかりの元選手を対象としている。目的はトレーナーBプラスライセンスの取得と、プロサッカーのマネジメント活動への洞察だ。このライセンスにより、パフォーマンスセンターとDFBベースでのコーチングが可能になる」としている。

長谷部と同じプログラムの参加者には元ドイツ代表で今年5月に引退を表明したサミ・ケディラ氏など将来有望の監督候補たちが含まれている。

長谷部の同僚のDFティモシー・チャンドラーも来年に講習の参加を検討しており〝先輩〟の指導者としての資質をこう評している。

「マコトを知っている人なら誰もが監督としてのキャリアが彼に合っているかを知っている。いつかダッグアウトで彼と会えたら幸せだ」と〝長谷部監督〟を早くも絶賛したうえで、将来の監督就任を熱望した。

周囲からすでに高く評価されている長谷部の監督としての資質。欧州のトップクラブで初めて日本人が指揮する姿が近い将来見られそうだ。

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