木下都議だけじゃない? 「議員ってまあまあ表に出せないことしてる」有名弁護士が暴露

謝罪した木下都議だが…(東スポWeb)

弁護士で「情報ライブミヤネ屋」(日テレ系)のコメンテーターとしても知られる嵩原安三郎氏が13日放送の読売テレビ「今田耕司のネタバレMTG」に出演。無免許・当て逃げ事故を起こした木下富美子都議の議席を強制的に剥奪できないカラクリについて解説した。

嵩原氏は「法的なルールで禁固以上の刑が確定しないと、失職しないことになってるわけです。法律なんで単なるルールなんです。だから国会でルール変えて、罰金でも確定したらアウトやとか、もっと厳しく起訴でもダメとか決めれるわけです。でも、決めてないんですよ。今回、この人(木下都議を)責めてますけど、例えば議員が『これルール変えよう』『罰金でも失職だよね』って言ってる人います?」と政治家全体に問題があるとした。

リコールについては当選後1年間は請求ができないという高いハードルがある。パネラーの金子恵美氏は「選挙の前、選挙中に問題を起こす人もいるということを考えたら、法改正というのはありだと思います」とこれを改めるべきと提案した。

すると嵩原氏は「リコールを変えるというのももちろん一つだと思います。確かに要件が厳しすぎるというのはある」としたうえで「さっき言った罰金刑確定したらアウトだよねって話、僕が知ってる限り誰もしないんですよね。これなぜかって言うと、僕もいろんなところから相談受けるんですけど、議員ってまあまあいろんなことしてるんですよ。表に出せないことしてるんですよ。めちゃめちゃ“ヤンチャ”じゃ済まないようなこともいっぱいしてるんですよ」と意味深に語った。

共演者から「例えば?」と追及された嵩原氏は「収賄っていうのは頻繁に行われてます。あとは圧力で自分の気に入らないことを言う役職者を遠くに飛ばすとか、結構してるんですよ」と告白。

MCの今田耕司から「悪い弁護士に見えてきた」と言われた嵩原氏は「僕は相談受ける方。やる方と違いますよ」と弁解し「そんなんあるからちょっとしたことでアウトってなったら、議員めちゃめちゃ辞めさせられると思うんですよ」と解説した。

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