【新日本・BOSJ】ワト V候補ファンタズモ破り白星発進「天山さんにいい報告ができるよ」

ファンタズモ(左)を破り、好発進のマスター・ワト

新日本プロレス「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」が13日の後楽園大会で開幕。マスター・ワト(24)がエル・ファンタズモ(35)を破り、白星発進を飾った。

2019、20年のスーパーJカップ連覇を果たした優勝候補の一角を相手に番狂わせを起こしてみせた。トルニージョ、プランチャと場外への飛び技を連発したワトは、RPP(変型セントーン)こそ繰り出せないものの旋風脚を発射。レシエントメンテからバズソーキックと怒とうの猛攻を見せた。

TTDを阻止されると疑惑の右足でソバットを決められて悶絶してしまう。だが、ファンタズモが狙った片翼の天使を切り抜けると、一気に変型ラ・カレテラで丸め込んで電光石火の3カウントを奪取した。

強敵に土をつけたワトは「スキを奪ってやったよ、ファンタズモ。今日は俺の勝ちだな。完璧な勝ちだよ。(シューズの中に)凶器が入ってるのか分かんねえけど、そんなもんに頼る前にそのスキを見せるなよ。まずは1勝だ。天山(広吉)さんにいい報告ができるよ」と勝ち誇った。

次戦(15日、後楽園)では前IWGPジュニアヘビー級王者のロビー・イーグルスと激突する。「明後日が楽しみだよ。そしてもう1つ、俺が楽しみにしていることがあるんだよ。この会場でな。楽しみにしてろよ」と不敵な笑みを浮かべていた。

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