【カーリング】北海道銀行が有終の美 韓国を下してアジア制覇…今後は新たな道へ

北海道銀行の吉村紗也香(©JCA IDE)

最後に意地を見せた。カーリングのパシフィック・アジア選手権(13日、カザフスタン)、女子決勝が行われ、日本代表の北海道銀行が韓国を6―5で下し、頂点に立った。

北海道銀行は、女子カーリングチーム「フォルティウス」とのスポンサー契約を11月30日で終了すると発表済み。今後は「北海道銀行女子カーリング部」が設立されるが「フォルティウス」の船山弓枝、近江谷杏菜、小野寺佳歩、吉村紗也香は、北海道銀行を離れて活動することが決まっている。

「フォルティウス」のメンバー4人にとっては、北海道銀行の名を背負って戦う最後の大会。決勝の韓国戦は2―1で迎えた第5エンド(E)に3点を奪われて逆転を許したものの、4―5と1点ビハインドの最終第10Eに2点をスチール。劇的な形で有終の美を飾った。

カーリングファンからも、SNSを通じて「おめでとうございます。ホントにうれしい」「優勝おめでとう」「どんな局面でも諦めずに攻め続ける姿は素晴らしい」などと歓喜の声が相次いでいる。

優勝を手土産に新たな道を歩む「フォルティウス」のメンバー4人。逆境をバネに、さらなる飛躍を目指す。

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