第100回全国高校サッカー選手権大会栃木大会最終日は13日、県グリーンスタジアムで決勝を行い、矢板中央が1-0で佐野日大を下して史上初の5連覇を飾るとともに、県勢として単独最多となる12度目の本大会出場を決めた。
今大会には県内60校が出場。本大会出場を懸けて約1カ月にわたり熱戦を繰り広げてきた。新型コロナウイルスの影響で2年連続の無観客開催となったが、決勝は両校の学校関係者600人が拍手で選手を後押しした。
矢板中央は前半、サイドを起点にゴールに迫ったが、佐野日大の堅守を前に得点を奪えず0-0で折り返した。後半、さらに攻勢を強めると、38分にゴール前のこぼれ球をFW藤野和哉(ふじのかずや)が押し込んで先制に成功。持ち味の堅守は最後まで崩れることなく、この1点を最後まで守り切った。対する佐野日大はGK吉野翼(よしのつばさ)らの再三の好守で対抗したが及ばなかった。
矢板中央は12月28日に国立競技場で開幕する本大会に出場。組み合わせ抽選は今月15日にオンラインで行われる。