自民党の三原じゅん子参院議員(57)が14日、千葉・幕張メッセで行われた「Mrs of the Year 2021 JAPAN FINAL 日本大会」にゲスト出演した。
このコンテストは外見だけでなく、内面も重要視する。三原氏は「外見も中身も考え方も大事。いろいろな美しさがある」と訴えるとともに、「コロナ禍で大変な中で、この素晴らしい大会を開催してくださったことに敬意を表します」と主催者をねぎらった。
三原氏といえば積極的勧奨が再開となるHPVワクチン接種についてツイッターで言及していた。同ワクチンは子宮頸がんなどの予防のためのもので、子宮頸がんを患ったことのある三原氏は同ワクチンの普及促進が政治家になった理由でもあった。
本紙の取材に対して三原氏は、「私はHPVワクチンを定期接種化するために議員になりました。当選から3年後の2013年に定期接種化になりましたが2か月で差し控えという形になっていました。それから長かったです」と感慨深げに語った。
とはいえまだ課題はある。「この8年間、本来なら定期接種の資格があった人が受けていない。通知ももらっていないから、知らない人も多い。その人たちのキャッチアップを一日も早くしないといけない」と気を引き締める。
また、コロナウイルスのようにHPVワクチンでも入手のための〝戦争〟があるという。「世界の潮流は九価ワクチンなんです。九つの効果があるHPVワクチンなんですが、日本だけ二価とか四価とか言っている。もうそれらは古い。今は世界中で九価ワクチンが取り合いになっている。くださいといってもそうそう入ってこない。厚労副大臣時代に交渉もしていたが、入ってき次第、九価ワクチンを定期接種化したい」
そして男性接種の促進もある。「諸外国は男女ともに定期接種化している。日本だけはそこも遅れている。3周遅れです」と訴えた。