糸満市議選、与党伸長し過半数 最年少25歳議員が誕生

 【糸満】任期満了に伴う沖縄県の糸満市議選が14日投開票され、現職14人と新人7人の計21人の当選が決まった。1972年の復帰以降、糸満市議選で最年少となる25歳の議員が誕生した。 

 今回の選挙は、市政刷新を訴えて2020年7月に始動した當銘真栄市政への評価や、少数与党の市議会構成の行方が焦点となった。現職17人と新人14人の計31人が立候補した。
▼投票率は過去最低更新の57.26% 前回より0.44ポイント減
 琉球新報が実施した全立候補者へのアンケートを基にすると、与野党の構成は當銘市政を支持する与党系は11人で、改選前に比べて4議席を伸ばし過半数となった。野党系は1人、中立系は9人となった。

 市選挙管理委員会によると、当日有権者数は4万7810人(男性2万4020人、女性2万3790人)。投票者総数は2万7375人で、無効は342票だった。
 投票率は17年の前回市議選(57.7%)を0.44?下回る57.26%で、過去最低を更新した。
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