100均アイテムで車中泊用サンシェードを自作! DIY初心者でもできる作り方を解説

車中泊をする人にとって欠かせないアイテムの1つが『サンシェード』。ただ、市販のサンシェードは値段が高くて、購入するのに躊躇してしまう人も少なくないはずです。そんな人におすすめの方法が、サンシェードを自作すること!必要な材料は100均で手に入るものばかりです。少しの手間をかけるだけで、簡単にサンシェードを作ることができますよ!今回はサンシェードの自作に必要なアイテムや作り方をご紹介していきます。もちろん、作ったサンシェードは車中泊以外のシーンでも使えるので、ぜひ参考にしてください。

自作サンシェードに必要な材料をご紹介! 100均の活用で低予算でも手に入る

まずは、自作サンシェードに必要な材料をご紹介。今回ご紹介する材料は、100均で揃えることができます!低予算でサンシェードを作りたい人は、ぜひチェックしてみてください!

自作サンシェードの材料【1】アルミシート

筆者撮影

自作サンシェードに必要な材料の1つ目は、アルミシートです。

サンシェードの目的の1つに、夏の気温上昇や冬の保温があります。そのため、アルミシートは保温性に優れているものを選びましょう。

今回筆者が使用したアルミシートは、100均のセリアで売られている『アルミ保温シート』。厚すぎず薄すぎず、加工しやすいアルミシートです。

余談ですが、セリアのアルミ保温シートは、冬の車中泊でマットの上か下に敷くといった使い方もおすすめ。マットの上か下にアルミ保温シートを敷くことで底冷えを軽減し、冬の車中泊でも温かさを保つことができますよ。

自作サンシェードの材料【2】吸盤

筆者撮影

自作サンシェードに必要な材料、2つ目は吸盤です。

吸盤はサンシェードを窓に取り付けるときに必要。

市販のサンシェードにも、吸盤で取り付けるタイプが多く見られますよね。吸盤があるとサンシェードがずり落ちてしまうのを防げて、取り外しも簡単なので、今回は吸盤タイプで作っていきます。

必要な吸盤の数は、車の窓の数や窓の大きさによって異なります。目安として、運転席や後部座席の窓であれば4~5個、フロントガラスやバックドアなどの大きな窓であれば6~7個必要となります。

ご自身の車に合わせて、必要な数の吸盤を用意してくださいね。

自作サンシェードの材料【3】ビニール袋または新聞紙

筆者撮影

自作サンシェードに必要な材料、3つ目はビニール袋または新聞紙です。

ビニール袋や新聞紙は、窓の型紙を作るときに必要になります。

新聞をとっている人であれば余った新聞を使えますし、新聞が手に入らない場合には、ビニール袋を利用しましょう。

サンシェードの作り方を解説! どんな車種でも自作できる手順を公開

材料を揃えたら、早速サンシェードを作っていきましょう!

自作サンシェードは、たったの4手順で作成できます。難しい作業はないので、DIY初心者でも簡単に作ることができますよ。

サンシェードの作り方【1】窓の型紙をとる

筆者撮影

まずは、窓の型紙をとっていきます。

型紙は、新聞紙やビニール袋を窓に貼りつけ、ペンで線を引いていきます。

このとき、霧吹きなどで窓を濡らしておくと、新聞紙やビニール袋が窓に貼りつきやすく、スムーズに作業ができますよ。

フロントガラスやバックドアのような窓ガラスは、複数枚の新聞紙やビニール袋をテープで張り合わせて大きなサイズにしてから、型取るようにしましょう。

また、運転席横と助手席横の窓など、形が同じ窓の場合は、どちらか一方の型紙をとっておけば十分です。

すべての窓の型紙をとるとかなりの時間がかかるので、同じ形の窓は型紙を共通にしてしまいましょう。

サンシェードの作り方【2】アルミシートを切り出す

筆者撮影

続いて、型紙に合わせてアルミシートを切っていきます。

アルミシートは、型紙より少し大きめに切りましょう。大きめに切っておけば、窓に取り付けたときに微調整が可能。

また、サンシェードの隙間から光が入り込むことも防げます。

写真ではハサミで切っていますが、フロントガラス用やバックドア用など、長い直線を切るときには、カッターを使用するとスムーズですよ。

サンシェードの作り方【3】吸盤を通す穴をあける

筆者撮影

アルミシートを切り出したら、アルミシートの端に吸盤を通す穴をあけていきましょう。

今回使用したアルミ保温シートであれば、カッターやドライバーなど、先がとがったもので簡単に穴をあけられます。ただ、キレイに穴をあけたい人は、穴あけパンチを使って穴をあけると良いでしょう。

また、あけた穴を補強したい場合は、ハトメをつけておくと安心です。

筆者撮影 写真は市販品のサンシェードです

ハトメをつけないままでも使用できますが、穴が少しずつ広がってしまう可能性があります。

実際、市販のサンシェードで、吸盤で取り付けるタイプのものは、ハトメで補強されている場合がほとんどです。「せっかく作った自作サンシェードがすぐボロボロになってしまった…」なんてことにならないためにも、ハトメで補強しておくといいでしょう。

ハトメは手芸用品店や、大型のダイソーなどで取り扱いがあるので、近隣の店舗でチェックしてみてくださいね。

▼ハトメ12mm

▼ハトメパンチ

サンシェードの作り方【4】窓に取り付けて微調整

筆者撮影

最後に、アルミシートへ吸盤を通し、自作サンシェードを窓に取り付けます。

アルミシートは型紙より大きめに切り出しているので、このときに窓にピッタリと合うよう、ハサミなどで微調整をしましょう。

大きめのままでも気にならないという人は、そのままでもOKです。

サンシェードの作り方【番外編】壁紙を張り付けて自分好みにアレンジ

以上の4手順でサンシェードは完成ですが、アルミシートがむき出しのままでは味気ない印象も受けますよね。

「もっと自分好みにアレンジしたいな」という人は、シールタイプの壁紙を張り付けてみるのがおすすめです。

シールタイプの壁紙は数多くの種類があり、100均で取り扱っていることもあります。

お部屋のカーテンを選ぶように、サンシェードの柄を選んでみるのも楽しいかもしれませんね!

市販品と自作のどちらを選べばいい? サンシェードを作る前に確認しておきたい注意点とは

安価で済んだり、壁紙で柄を自分好みに変えられたりと、メリットたくさんの自作サンシェード。しかし、いくつかのデメリットもあります。

これからサンシェードを用意する予定の人は、ここからご紹介する注意点も参考に検討してみてくださいね。

自作サンシェードの注意点【1】作るのに時間がかかる

筆者撮影

自作サンシェードの注意点の1つ目は、作るのに時間がかかることです。当たり前のことかもしれませんが、案外大事なポイントです。

材料を買いに行き、型紙をとり、アルミシートを切り出して、微調整する。文字にすると簡単そうですが、実際に作業を行うとなると、まとまった時間が必要です。

筆者はDIYがあまり得意ではないため、半日かかってしまいました。DIY初心者でも作れるとはいえ、ある程度の時間がかかってしまう覚悟は必要です。

また、車によって窓の数が異なるため、窓の数が多い車の場合は、余計に時間がかかってしまいます。

自作するかどうかは、まとまった時間をとれるのか、DIYが得意・好きかどうかなど、ご自身の状況に合わせて検討してみてください。

▼市販のサンシェードも購入検討したい人はこちらの記事をチェック!

自作サンシェードの注意点【2】使う素材によって効果がまちまち

筆者撮影

自作サンシェードの注意点の2つ目は、使う素材によって効果がまちまちであることです。

サンシェードが必要な理由の1つに、外部の光を遮断するということがあります。

夜間の外灯程度であれば、薄い素材で自作したサンシェードでも問題はありませんが、朝日となると素材によって大きな違いが。薄い素材でサンシェードを作ると、睡眠に影響が出てきてしまう可能性が考えられます。

また、前述した通り、サンシェードには断熱や保温といった役割もあります。そのため、断熱性があまり期待できない素材を利用すると、夏や冬の車中泊では、快適な車内空間からはほど遠い状況になってしまうことも。

今回使用した100均のアルミ保温シートは、筆者が実際に使ってみて、サンシェードとしての役割を十分に果たすことができると感じました。

太陽に当たると少し光るような見た目になりますが、車内は暗くなるため遮光性はまずまず。断熱性についても及第点です。

しかし、氷点下となるような場所で車中泊をする人は、市販品や断熱性が高い素材を購入した方が良いかもしれません。

より効果が高いサンシェードを自作したい人は、キャプテンスタッグの『シルバーキャンピングジャバラマット〈L〉』がおすすめ。

シルバーキャンピングジャバラマット〈L〉は、厚さが8mmと、100均のアルミ保温シートよりも厚手。また、ジャバラになっていることで、収納時に折りたためるのも嬉しいポイントです。

予算に余裕がある人は、キャプテンスタッグの『シルバーキャンピングジャバラマット〈L〉』を使ってサンシェードを自作することを検討してみてください。

低予算でも大丈夫! 自分好みの自作サンシェードで快適な車中泊を

筆者撮影

今回は、自作サンシェードの作り方について解説をしました。

記事でご紹介した通り、100均グッズを使えば低予算でも十分なサンシェードを作ることができます。

市販のサンシェードは値段が高くて手が出ないといった人や、自分好みのデザインのサンシェードが欲しいといった人は、ぜひサンシェードの自作にチャレンジしてみてくださいね。

あわせて読みたい! 車や車中泊に関するおすすめ記事

© ハピキャン