【陸上】成功への近道は「人がやらないことをやる」青学大・原監督が学生たちへ“金言”

対談イベントに登場した青学大・原監督(東スポWeb)

青学大の原晋監督(54)が〝野心〟を抱くことの重要性を訴えた。

15日に都内で行われた大手ガス器具メーカー・パロマ代表取締役会長兼社長の小林弘明氏との対談インタビューに出席。会場に足を運んだ学生に向けて「まもなく戦後80年になる。先人たちがゼロからルールを作ってきて、今の若者は当たり前のように守っているが『そのルールはいつ、誰のために、何のために作られたのか』を考えてほしい。今後はあなた方が新しいルールを作る番。言われたことを右から左へやるだけじゃダメ」とアドバイスした。

その上で、自身が青学大の監督に就任した頃を回想。「中国電力に勤めていて(選手を)指導したこともなかった。箱根駅伝を走ったこともなかった。誰一人成功すると思っていなかった。でもそれが成功するんですよ」とニヤリ。周囲の雑音をはね返した要因は「これはいいよってことをやっても、みんながいいと思っているからパイがない。人がやっていないことをあえてやると、成功するんですよ。その代わりしんどいですけどね」と語った。

最後には「当たり前の道を行っても、それなりの結果しか出ない。人がやらないことをやってみる。これが成功への近道」とエールを送った原監督。金言は学生たちの心に深く刻まれた。

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