阪神・大山に三塁&左翼併用構想 矢野監督「悔しさを持ってチャレンジしてくれれば」

左翼との併用構想が浮上した大山悠輔(東スポWeb)

阪神・矢野監督が、大山悠輔内野手(26)を来季、左翼でも起用していく構想を明かした。

15日に甲子園球場で行われた秋季練習で大山は、本職の三塁だけでなく左翼の守備位置でも守備練習を行った。矢野監督は「(大山は)来年の春も左翼はちょっと試したいなと。もちろん(本職は)三塁だし、チームの編成の中で、一塁、左翼をやれると悠輔が打席に立てるようになる」とその意図を説明。今季22本塁打を放った一塁手・マルテ、同じく20本塁打の左翼手・サンズの去就が不透明な中、チームとしての〝選択肢〟を今のうちに増やしておきたい考えであるとした。

「(大山は)悔しいと思うよ。チーム全体のことでもあるし、左翼で出て三塁に戻ることもできると思う。左翼をやることがマイナスなことはないと思う。悔しさを持って、チャレンジしてくれればいい。全体を考えた上でやっていってくれたら、お互いのためになるかな」と2年連続で20発以上のアーチをマークした主砲のプライドを気遣いつつ、奮起を促した矢野監督。指揮官として来季への戦いの準備を着々と進めている。

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