大一番で勝負強さを見せる。ヤクルトの山田哲人内野手(29)が15日に神宮球場で行われた練習に参加。CSファイナル3試合で11打数1安打に終わったこともあり「僕自身、全然ダメだったんで、日本シリーズで打てたらなと思っています」と意気込んだ。
前回出場した2015年の日本シリーズでは3打席連続本塁打するなど、ここぞの存在感を発揮した。山田は「過去は過去なんでね。そこはまったく関係ないと思いますし、また新たな勝負が待ってると思うんで」と謙遜するが、東京五輪でも活躍を見せたツバメのトリプルスリー男には大きな期待がかかる。
オリックスの初戦の先発は山本が予想される。今年の交流戦で対戦し、3打数無安打に抑えられた山本の印象を「真っすぐは速いし緩急も使えますし、どの球種でもストライクが取れるんで、ほんとに嫌な投手というか…。点を取るのは難しいなと思ってしまう」と語った山田。「向こう(オリックス)は『山本が投げたら大丈夫』と信用も信頼もしていると思う」としつつも「勝負ごとには負けたくないので、何とか打てたら」と気合を入れ直していた。