【スペアリブ】アメリカ人直伝!豪快な肉の塊から作る「失敗しない絶品BBQ&ソースレシピ」を紹介

アメリカ在住のライター舟津です。アメリカのキャンプの定番BBQ。ただし、日本の焼肉と異なりアメリカのBBQは何もかも豪快。そんなアメリカのソールフードであるBBQの中から、今回は人気があるスペアリブのレシピを紹介します。アメリカ人の友人が伝授してくれたものに、日本の調味料をちょっとアレンジして、日本人でも好まれる味にしています。

アメリカの定番BBQメニュー「骨付き肉」は、実はスペアリブだけじゃない

筆者撮影

日本では、豚の骨付きあばら骨を「スペアリブ」と呼ぶ場合が多いですが、スペアリブは「肋骨まわりの骨がついた肉」を指しているため、豚だけでなく、牛や鶏にもある部位です。

スペアリブは、あばら骨のお腹(バラ)側の肉になりますが、アメリカでは、豚あばら骨の背中(ロース)側の「ベビーバックリブ」がよく販売されています。

ちなみに「ベビーバックリブ」という名前を聞くと、日本人は子豚の肉のように感じますが(筆者もずっと子豚の肉と思っていました)、あばら骨の部位でも小さい部位側という意味の「ベビー」であり、子豚のことを指しているわけではありません。

「スペアリブ」に比べると「ベビーバックリブ」は、脂身が少なく柔らかく、個人的に筆者はスペアリブよりベビーバックリブのほうが好みです。一昔前は日本ではあまり聞きなれなかった部位ですが、今は「コストコ」や「業務用スーパー」などでも販売されています。

アメリカ流! 簡単スペアリブレシピ

筆者撮影

日本のレシピと異なり、とにかくアメリカのレシピは複雑ではなくとてもシンプル。

今回は、アメリカ人が愛してならない調味料「ケチャップ」をメインとしたソースを紹介します。

材料

  • ポークスペアリブ 2Kg
  • 塩・コショウ 少々
  • ニンニク たっぷり

ソース材料

  • ケチャップ 大5
  • 砂糖 大1
  • ハチミツ 大1
  • 酢 大1
  • 醤油 大1
  • ごま油 少々

肉の種類は牛のスペアリブでもベビーバックリブでもソースは同じです。子供がいる場合は、ハチミツを多めに入れるとより甘みが増します。

下準備

キャンプ場で1から作ると手間がかかるので、下準備は家でしておくとキャンプ場では焼くだけで簡単です。

Step1:薄皮をとり、肉をカット

筆者撮影

肉を塊で購入。そうすることでかなり安く肉を手に入れることができます(アメリカの場合500gで$3前後)

まずは、片面に覆われている薄皮をきれいに取り除きます(薄皮があると焼きあがった時、その皮が固くなるため)

その後、その塊を好みの大きさにカット。骨と骨の間のつなぎ目を上手くカットすれば普通の包丁でも問題なく切断できます。

Step2:蒸し焼きする

筆者撮影

切断した肉をアルミホイルの上に並べ、塩・コショウを刷り込み、ニンニクを乗せて、アルミホイルで包んで、一度オーブンで蒸し焼きにして肉に熱を加えます。

筆者撮影
筆者撮影

Step3:ソースを付けて寝かせる

筆者撮影

蒸し焼きしている間、ソースをつくります。肉に火が通ったらオーブンから肉を出してソースを塗り、1晩置きます。

キャンプ場でスペアリブを上手に焼くコツは…

筆者撮影

続きまして「焼き方」です。

ソースの付いた骨付き肉を豪快に焼きますが、焼いている途中で入れ物に残っているソースを肉にかけると、より一層味わい深くなります。

肉は一度蒸し焼きしているため、表面が軽く焦げる程度でOKです。

キャンプ場で焼く場合、ガスよりも炭で焼く方が芳ばしくなります。炭でのBBQは炭の点火がちょっと面倒ですが、チムニースターターがあれば簡単に着火できます。

キャンプ場だけでなく、庭でBBQをする場合も、チムニースターターがあれば簡単に手軽に炭BBQが楽しめます。

これからの季節は、キャンプ場で焚火はマストになりますが、コンパクトな焚火台でも網付であれば、その上でBBQができます。

▼我が家が愛用するチムニースターター

▼庭キャンで役立つコンパクト炭火BBQグリル

コンパクトな七輪で焼いても骨付き肉はおいしいです

卓上のコールマンのコンパクトBBQグリル

豪快な肉の塊はアメリカだけでなく、日本でも購入可能!

筆者撮影

アメリカのスーパーでは塊の「スペアリブ」や「ベビーバックリブ」が手軽に安値で手に入りますが、日本でも「コストコ」や「業務用スーパー」で塊を手に入れれますし、肉屋さんに聞けばその部位をオーダーすることも可能。

また、ネット販売でも豪快な塊肉を購入できるため、日本でもさほど手に入れるのに苦労はありません。

スペアリブ

ベビーバックリブ

家で下準備すれば、キャンプ場では焼くだけで楽チン!

筆者撮影

「骨付き肉をかぶりつく!」のは、BBQの醍醐味。アメリカらしいBBQはキャンプ場でも盛り上がること間違いなし!一見、手間がかかりそうな料理ですが、下準備をしておけば、あとはキャンプ場で焼くだけ。

今からはホリディシーズン。ホームパーティーでも活躍するメニューです。アメリカ人がこよなく愛するケチャップベースのタレで豪快なスペアリブBBQを今年は楽しんでみてはいかがでしょうか。

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