ベッテル「VSCのタイミングが悪く、オコンにポジションを奪われた」:アストンマーティン F1第19戦決勝

 2021年F1第19戦ブラジルGPの決勝レースが行われ、アストンマーティンのセバスチャン・ベッテルは11位、ランス・ストロールは47周目にリタイアでレースを終えた。

■アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワン・チーム
セバスチャン・ベッテル 決勝=11位

2021年F1第19戦ブラジルGP セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)

 今日はポイントを獲れる可能性が十分にあると思っていた。だけど、バーチャルセーフティカーのタイミングが僕らの助けにはならず、エステバン(・オコン)にポジションを奪われた。あれがなければ、また違ったレースになっていたはずだ。

 それでも、できることはすべて試して、1ストップではなく2ストップの戦略を選んだ。終盤はランド(・ノリス)との勝負になって、1ポイント獲得にあと一歩というところまで迫り、最後は彼に追いつきそうだったけど、少しだけ足りなかったね。

■アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワン・チーム
ランス・ストロール 決勝=リタイア

2021年F1第19戦ブラジルGP ランス・ストロール(アストンマーティン)

 昨日は後方から追い上げることができたので、レースでもポイントを記録するチャンスはあったと思う。とてもいいスタートを切った後、ターン1でツノダ(ユウキ)との接触があった。彼はソフトタイヤでこっちはミディアムだったから、あの時点では彼の方が速かったんだ。

 ただ、彼の動きは捨て身のアタックみたいで、明らかに楽観的すぎたと思う。あの接触でクルマにダメージを負い、さらにいくつかのパーツが壊れて脱落したために、ペースが悪化して順位を下げてしまった。最終的にリタイアを強いられたのは残念だ。でも、この週末を終えて、次のカタールではいいポジションでフィニッシュしようという決意はいっそう固くなった。

2021年F1第19戦ブラジルGP 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)とランス・ストロール(アストンマーティン)が接触

© 株式会社三栄