2021年新語・流行語大賞、モニフラ・コメンテーター「僕らで“Z世代”を大賞に」

TOKYO MX(地上波9ch)朝の報道・情報生番組「堀潤モーニングFLAG」(毎週月~金曜7:00~)。11月5日(金)放送の「ニュースFLASH」では、2021年度の新語・流行語大賞候補について取り上げました。

◆「ゴン攻め」など東京オリパラから多数ノミネート

「現代用語の基礎知識」選 2021ユーキャン 新語・流行語大賞の候補が発表されました。今年は1年延期の末に開催された東京2020オリンピック・パラリンピック関連の言葉が多く、スケートボードの解説で話題となった「ゴン攻め」、「ビッタビタ」など9つがノミネート。また、昨年に引き続き新型コロナウイルス関連するワードも多く、「黙食」や「マスク会食」などコロナで変化した日常を表す言葉などが入っています。なお、新語・流行語大賞は12月1日に発表されます。

このニュースに慶應義塾大学 総合政策学部4年の阿部将貴さんは、新語・流行語大賞候補に「Z世代」がノミネートされたことから、大賞受賞に向けての期待感を示しました。

30個のノミネートを見てみると、オリンピック・パラリンピック関連、コロナ関連に加え、世相・流行部門では「Z世代」や「うっせぇわ」。さらには本番組でも取り上げた「ヤングケアラー」や「マリトッツォ」、そして「親ガチャ」という言葉もあり、そのなかには"女性”と"テクノロジー”をかけ合わせた「フェムテック」というワードも見られます。

これに、生理への理解を広げる団体「#みんなの生理」共同代表の谷口歩実さんは、今年の自身の活動はとても盛り上がり、流行に後押しされた部分が大きかったと言います。「ジェンダー平等」や「SDGs」といったワードを挙げ、「自治体に訴えにいくと『こういう時代だからやらないと』と言ってくださったり、講演会を頼まれても『"フェムテック”と絡めてもらえないか』と言われた」と実感を語ります。

また、「ヤングケアラー」や「親ガチャ」など、選ばれた言葉の背景にはさまざまな問題意識が見え隠れしています。阿部さんもこれらの課題に「流行語として流行ったのはいいと思うが、これを一過性で終わらせない、解決まで持っていけるのかに注目し、流行りもので終わらせないことが大事」と言い、そのためにも「発信と常に注目を引き続けること、その両方を良いスパイラルで高めていくことが重要」と話していました。

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<番組概要>
番組名:堀潤モーニングFLAG
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00 「エムキャス」でも同時配信
キャスター:堀潤(ジャーナリスト)、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/morning_flag/
番組Twitter:@morning_flag

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