新人王発表 レイズ・アロザレーナとレッズ・インディアが受賞

日本時間11月16日、全米野球記者協会(BBWAA)の投票によって決まる2021年シーズンの新人王の受賞者が発表され、ア・リーグはランディ・アロザレーナ(レイズ)、ナ・リーグはジョナサン・インディア(レッズ)が選出された。アロザレーナは球団史上4人目の受賞。同僚のワンダー・フランコらとの争いを制した。一方のインディアは30人の投票者から1位票を29票獲得し、準満票での受賞。レッズからの選出は1999年のスコット・ウィリアムソン以来、史上8人目となった。

24歳のインディアは正二塁手に抜擢され、150試合に出場して打率.269、21本塁打、69打点、12盗塁、OPS.835をマーク。二塁手がナ・リーグの新人王を受賞するのは1982年のスティーブ・サックス(ドジャース)以来39年ぶり7人目であり、レッズの先輩であるピート・ローズも1963年に受賞している。インディアは惜しくも満票こそ逃したものの、1位票を29票、2位票を1票獲得して合計148ポイントの圧倒的支持。2位は86ポイントのトレバー・ロジャース(マーリンズ)、3位は22ポイントのディラン・カールソン(カージナルス)、4位は5ポイントのパトリック・ウィズダム(カブス)、5位は3ポイントのイアン・アンダーソン(ブレーブス)という結果だった。

26歳のアロザレーナは昨年のポストシーズンでの大活躍が印象的だが、今季も新人王資格を保持しており、141試合に出場して打率.274、20本塁打、69打点、20盗塁、OPS.815を記録。レイズからの新人王選出は2008年のエバン・ロンゴリア、2011年のジェレミー・ヘリクソン、2013年のウィル・マイヤーズに続いて4人目となった。キューバ出身の選手としては史上6人目の快挙。アロザレーナは1位票が22票、2位票が4票、3位票が2票で合計124ポイントを獲得し、2位に63ポイントのルイス・ガルシア(アストロズ)、3位に30ポイントのフランコ、4位に27ポイントのアドリス・ガルシア(レンジャーズ)、5位には11ポイントのエマニュエル・クラセイ(インディアンス)がランクインした。

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