今季最高の瞬間はソレアーの世界一決定弾 大谷の球宴二刀流は4位

日本時間11月16日、今季の「レジェンダリー・モーメント・アウォード」の受賞者が発表され、ブレーブスが26年ぶりの世界一を決めたワールドシリーズ第6戦でチームを勝利に導く先制場外3ランを放ったホルヘ・ソレアーが選ばれた。この賞はレギュラーシーズンとポストシーズンから合計8つの印象的なシーンがノミネートされ、ファン投票と専門家の選考によって受賞者が決定。大谷翔平(エンゼルス)のオールスター・ゲームでの二刀流出場もノミネートされていたが、残念ながら4位どまりだった。

3勝2敗と1995年以来のワールドシリーズ制覇に王手をかけていたブレーブスは、3回表にソレアーの特大アーチで3点を先制。これで試合を優位に進め、最終的には7対0で完勝して26年ぶりの世界一を決めた。この一発はファン投票でも専門家の選考でも最多の支持を獲得。文句なしで「今季最高の瞬間」に選ばれた。

次点はティム・アンダーソン(ホワイトソックス)がフィールド・オブ・ドリームスでの一戦で放ったサヨナラ本塁打。3位にはランディ・アロザレーナ(レイズ)が地区シリーズ第1戦で見せたホームスチールがランクインし、大谷の球宴二刀流は4位に入った。

ソレアーはワールドシリーズ第4戦で放った代打決勝アーチでもノミネートされていたが、こちらは1回戦敗退。このほか、クリス・テイラー(ドジャース)がリーグ優勝決定シリーズ第5戦で記録した1試合3本塁打、ムーキー・ベッツ(ドジャース)が4月17日のパドレス戦で見せた試合を締めくくる超ファインプレー、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)がレギュラーシーズン最終戦で放ったワイルドカード獲得を決めるサヨナラ打がノミネートされていた。

対戦はレギュラーシーズン部門とポストシーズン部門に分けられ、トーナメント形式で実施(大谷の球宴二刀流はレギュラーシーズン扱い)。アンダーソンがレギュラーシーズン部門、ソレアーがポストシーズン部門を制し、決勝でソレアーがアンダーソンを破った。

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