プレミアリーグの米国向け放映権が高騰 2025年までの総収入は1兆5000億円超に!

高騰するプレミアリーグ(ロイター)

イングランド・プレミアリーグの米国向けテレビ放映権が過去最高額となる20億ドル(約2280億円)になる可能性があると英「BBC」が報じた。

同リーグの米国向けテレビ放映権は、2013年から五輪の放映権を持つことで知られるNBCが保有しているが、22―28年シーズンの6年間におよぶ契約について各米テレビ局と交渉が進められており、第2回の入札が18日までに完了する予定という。

同メディアは「NBC、CBS、ESPNが権利を争っており、最大20億ドルを調達する可能性がある。それは現在の金額を2倍にし、価値が高まり続けているテレビの権利を販売するプレミアリーグのアプローチが正しいことを立証する」とし、過去最高額の放映権料を手にする見込みと伝えている。

イングランド・プレミアリーグは22―25年シーズンの国内向け放映権について、今年5月にBTスポーツ、スカイスポーツ、アマゾンプライム、BBCスポーツとの契約を更新したと発表。金額は新型コロナウイルス禍の社会情勢を考慮し、これまでと同じ金額とされ、各メディアによると、45億ポンド(約6889億円)という。

また、同リーグは中国向けのテレビ放映権は昨年10月に契約解除し、5億ポンド(約765億円)の収入を失っている。それでも「中国の不確実性は残っているが、国内契約に対する安全性によって自信を持って海外市場に参入することができた。特に米国では、主要な放送局間の競争を考えると、大きな成長の余地がある」と指摘した。

さらに、22年から25年までテレビ放映権による総収入が100億ポンド(約1兆5300億円)に達する可能性があるという。

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