徳島県三好郡東みよし町の「二本栗キャンプ村」は豊かな自然を楽しめる、ファミリーに最適なキャンプ場です。10月下旬にファミリーキャンプをした様子を交えながら、その魅力をご紹介します。
徳島県三好郡東みよし町「二本栗キャンプ村」は創業30年以上の老舗キャンプ場! 山の自然を楽しめる
徳島県三好郡東みよし町の「二本栗キャンプ村」は、平成2年に開村され、創業30年を越える老舗のキャンプ場です。
比較的標高の低い阿讃山脈の県境近くに位置し、キャンプ場の標高は300mほど。
キャンプ村の南には、西祖谷山村の1,400メートル余りの高さの中津山を望むことができ、富士山のような形のきれいな山で、登りやすい山として登山者からも人気だそう。
二本栗キャンプ村
- 住所:〒771-2503 徳島県三好郡東みよし町東山男山86-2
- TEL:090-7785-8507
- 公式サイト:http://nihonguri.main.jp/
キャンプ場は徳島市内からは車で2時間弱の距離で、県道12号から県道4号(丸亀・池田線)に入り北上すると到着します。
高速道路降り場(吉野川ハイウェイまたは池田)からは約30分ほどで、日本三大秘境の祖谷や大歩危のラフティングなど観光地へも1時間余りで行くことができます。
キャンプ場では、自生植物であるギボウシや米ツツジ、ホトトギスの群生が見られ、豊かな自然を楽しむことができます。
ギボウシとは、ホスタとも呼ばれる東アジア原産の多年草で、二本栗キャンプ場では5月末から6月はじめにかけて咲くそう。
なおキャンプ村は冬季は閉村され、2020年は11月29日まで営業し、2021年は3月20日から開村されたということです。
【サイト紹介】大自然に囲まれたテントサイト18区画に、ログハウス・バンガローも!
二本栗キャンプ村のサイトをご紹介します。
テントサイト18区画
多くの人が利用するテントサイトは18区画あります。
高い木々がそびえる林間サイトのため、木陰で涼しく、ハンモックを張って楽しむこともできます。
なお1区画につき、テント一張り(タープ含む)、車1台5人までと人数制限がありますのでご注意ください。
ログハウス・バンガロー3棟
5~6人用のログハウス、バンガローは3棟あり、電気やガス、冷蔵庫が完備されています。
【設備紹介】水洗トイレに温水シャワー完備! 自然を生かした公園で子供も大満足
二本栗キャンプ村の設備をご紹介します。
事務所・売店
売店では、虫取りカゴや虫取り網のほか、蚊取り線香やジュース類などが販売されています。
木炭1kgと薪(一抱え)も、それぞれ300円と格安です。
炊事場
広い炊事場のほか、各サイトの近くに水場があります。
今回利用したサイトは炊事場まで少し距離があったので、サイトの横にある水場は水を汲んだり、手をすすいだりするのにとても便利でした。
トイレ
キャンプ村のトイレは、2017年にすべて洋式水洗トイレとなっています。
外観がアートで、遠くからでも見つけやすいです。
温水シャワー室
筆者は今回は利用しませんでしたが、コイン式の温水シャワー室があります。
ゴミ捨て場
ゴミ捨て場に、ビン・カン、ペットボトル、燃えるゴミを捨てることができます。
ガス缶や燃料缶、金網やアルミ類は持ち帰りとなります。
コンポストもあり、生ゴミを捨てることができます。
公園
キャンプ村のなかには公園が2か所あり、切り株や廃タイヤを利用した遊具のほか、ブランコや滑り台もあります。
松ぼっくりやドングリも落ちていて、子供たちも大満足でした。
【立ち寄りスポット】温泉「塩入温泉」「白地温泉」・入浴施設「みのだの湯」に、吉野川SAも
二本栗キャンプ村の近くには、温泉や入浴施設が充実しています。
キャンプ場から南下すると「みのだの湯」、北上すると香川県の「塩入温泉」にそれぞれクルマで30分ほどで行くことができます。
筆者はキャンプ翌日に、キャンプ村からクルマで40分弱の距離にある「白地温泉」を利用しました。
小西旅館という旅館にある日帰り温泉が「白地温泉」となっており、浴室からは雄大な山や川が望めました。
また吉野川SAには産直やレストランがあり、ランチ休憩などにおすすめです。
白地温泉
- 住所:〒778-5251 徳島県三好市池田町白地本名76-2
- TEL:0883-74-0311
- 公式サイト:http://hakuchionsen.com/
【注意点】ナビの設定や山道での運転に注意! 買い出しも計画的に
実際に利用してみて感じた、二本栗キャンプ村を利用する上で注意しておきたい点をご紹介します。
ナビの設定や山道での運転に注意
徳島から入り、「東みよし町」でナビを設定すると、讃岐からの遠回りを指示することがあるようです。
1時間ほど遠回りになってしまいますので、ナビだけに頼らずしっかりと地図を確認しながら行くのがよさそうです。
県道4号に入ってからは、随所にキャンプ村の看板が立てられていますので、迷わずに到着することができました。
県道4号と、そこから続くキャンプ場への道路は、細い山道もありますので、運転にはじゅうぶんご注意ください。
買い出しは計画的に
キャンプ村の近辺には買い出しできるお店はあまりないため、事前に買い出ししておきましょう。
筆者は前日に家の近所のスーパーで買い出ししておき、下味をつけたりしてタッパーやアルミホイルに詰め替えて持って行きました。
キャンプ場で出るゴミも少なく、快適にキャンプができるのでおすすめです。
徳島県「二本栗キャンプ村」は雄大な山の自然を楽しめる! 3月には桜・6月にはギボウシやアジサイが見頃に
二本栗キャンプ村は、何より山の美しい自然を楽しめることが魅力です。
まるでジブリの世界のような苔むした切り株や、神々しい朝もや、随所にみられる多様な植物など、自然を眺めているだけで飽きません。
3月には桜が、6月にはギボウシやアジサイが一斉に咲き乱れるそうで、四季折々の自然を楽しみに、リピートしたくなるキャンプ場でした。
料金も驚くほどリーズナブルで、大変良心的なキャンプ場だと感じました。
美しい植物に囲まれた「二本栗キャンプ村」で、家族で自然を満喫してみてはいかがでしょうか?
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