全国高校サッカー、西原は強豪・桐光学園と 組み合わせ決まる

 第100回全国高校サッカー選手権(12月28日~来年1月10日)の組み合わせ抽選が15日、オンラインで行われ、県代表で31年ぶり4度目の出場を果たした西原は1回戦で3年ぶり12度目の出場となる桐光学園(神奈川)との対戦が決まった。初戦は12月29日午後0時5分から神奈川県の等々力陸上競技場で行う。

 U―22(22歳以下)日本代表MF松木玖生らを擁して前回準優勝の青森山田は初戦の2回戦で大社(島根)との対戦が決まった。東京・国立競技場で開会式の後に行われる開幕戦は関東第一(東京B)と中津東(大分)の顔合わせとなった。

 前回優勝の山梨学院は佐賀東と、夏の高校総体準優勝の米子北(鳥取)は前回4強の矢板中央(栃木)と2回戦で当たる。選手宣誓は高川学園(山口)の奥野奨太主将が務める。来月5日に茨城代表が決まり、全48校が出そろう。 国立競技場の使用は2013年度の第92回大会以来8大会ぶりで、改築後は初。開幕戦、準決勝2試合と決勝の計4試合が行われる。

玉城主将「強豪にわくわく」
 12回の選手権出場経験がある神奈川の強豪桐光学園と相対することになった。西原の玉城俊輔主将は「全国の強豪とできることにわくわくしている。早くやりたいという気持ちが強い」と意気込みを語った。

 桐光学園は2年前の南部九州総体でサッカー会場となった沖縄で頂点に立った。当時1年生だった玉城主将は、優勝する姿を目の当たりにした。「体も強くて個人能力も高い」という印象が強く残った。

 玉城真哉監督も「フィジカルが強く、技術力も高い。個々の能力が高かった」と振り返り、その力が引き継がれていると見る。「やってきたことをもうワンランク上げないといけない」と気を引き締める。

 玉城は「持ち味はプレスの強度。後半も体力が落ちないよう残り1カ月、やっていきたい。チーム一丸で、全力で戦いたい」とまずは初戦突破を目指す。

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