役所広司、宮沢りえ&寺島しのぶW主演「女系家族」に特別出演! 遺産相続争いの発端となる当主役

テレビ朝日系で12月4日、5日に放送される2夜連続ドラマスペシャル 山崎豊子「女系家族」(午後9:00)で、物語の舞台となる木綿問屋「矢島商店」の4代目当主・矢島嘉蔵役で役所広司が特別出演する。

同作は、大阪・船場の老舗木綿問屋を舞台に、人間の欲望、嫉妬、愛憎を赤裸々に描き、世の中を震撼(しんかん)させた山崎豊子氏の「女系家族」が原作。矢島嘉蔵の愛人・浜田文乃を宮沢りえ、矢島家の総領娘・藤代を寺島しのぶが演じ、令和の日本に遺産相続ドラマの最高傑作をよみがえらせる。

役所が演じる嘉蔵は、「矢島商店」4代目当主で、寺島演じる藤代、水川あさみ演じる千寿、山本美月演じる雛子の父。総資産数十億円を残し、この世を去った嘉蔵だったが、彼には家族にも秘密にしていた7年来の愛人が。その女性・浜田文乃(宮沢)について遺言状に書き記したことで、矢島家は壮絶なまでの遺産相続争いを繰り広げていくことになる。すべての事の発端となった嘉蔵の死と遺言状。果たして嘉蔵の真意とはどのようなもので、遺言状にはどのような事実が隠されていたのか? 押しも押されもせぬ名優・役所が、その存在感と説得力で、当主・嘉蔵を演じきる。

役所は「鶴橋康夫監督とは本当に久しぶりにご一緒したのですが、監督の『スタート!』『オッケー!』の声も、撮影の合間のジョークも相変わらずで(笑)、懐かしく撮影に臨みました。鶴橋組もスタッフはだいぶ若手に替わりましたが、雰囲気は変わらず…。監督が時折出してくれる『大オッケー!』を励みに、今回も頑張りました」と撮影を振り返り、愛人役の宮沢について「宮沢りえさんとは、これまで同じ作品には出たことがあったのですが絡みはなかったんです。本当に素晴らしい女優さんですから、同じ画面でお芝居ができることを楽しみにしていました。今回は少ない時間でしたが、いろいろお話することができました」と笑顔で語った。

大阪・船場で老舗の木綿問屋を営む矢島家。代々娘たちがのれんを守り続ける“女系筋”である「矢島商店」の4代目・嘉蔵(役所)が総額数十億円の遺産を残して亡くなり、その遺言状が大番頭の大野宇市(奥田瑛二)によって読み上げられる。“出戻り”でもある長女で総領娘の藤代(寺島)、婿を迎え、矢島家を継ぐ気でいた次女の千寿(水川)、やや世間知らずなため、叔母である芳子(渡辺えり)の後ろ盾を得ている三女の雛子(山本)らが見守る中、明かされた遺言状の中身――それは矢島家の女たちの誰も想像すらしていない内容だった。なんとそこには嘉蔵の愛人である浜田文乃(宮沢)の名が。そして愛人である文乃にも遺産を分配するように、と記されていたのだ。

もちろんそんな遺言に納得するはずもない藤代ら矢島家の女たち。さらには文乃が嘉蔵の子を身ごもっていることまで明らかに…。藤代が懇意にする日本舞踊の師匠・梅村芳三郎(伊藤英明)、千寿の婿・良吉(長谷川朝晴)、そして大番頭の宇市といった、姉妹を取り巻く男たちも巻き込み、遺産相続だけではない、人間の欲望と嫉妬にまみれた激しい戦いが繰り広げられていく。

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