中国で「男子バスケットボール界の張本」に注目が集まっている。日本バスケットボール協会は27、28日に仙台で開催される2023年W杯男子アジア1次予選中国戦の日本代表候補24人を発表した。
今年9月に就任したトム・ホーバス監督の初陣として期待を集める一戦は、パリ五輪出場を目指す中国でも注目。各メディアでも日本代表候補がすぐに報道され「日本代表が発表 張本天傑も入った」(テンセント)などと、張本(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)が〝主役〟で報じられた。
張本は両親が中国人で、今年6月にアジア杯予選で対戦した際も熱い視線を送られた。この時は中国が勝ったが「テンセント」は「日本の男子は近年、飛躍的に向上。八村塁、渡辺雄太の2人だけでなく、他の選手の個人能力も大幅にアップし、アジアでもトップクラスのチームに成長した」と日本の成長について言及。
張本について「中国から帰化した選手で、身長が2メートル近くあり、正確な3ポイントシュートに加えて、動きが速く、中央で速いレイアップを決めることも多い。前回のアジア予選では、日本チームの主な得点源となった」と警戒した。
張本も日本も、ホーバス監督のもと、さらなる成長を見せつけたいところだ。