【九州場所】“ご当地”大関・正代が2連勝「東京とは環境が違う」

勝ち名乗りを受ける正代(東スポWeb)

ご当所大関が本領発揮だ。大相撲九州場所3日目(16日、福岡国際センター)、熊本出身の大関正代(30=時津風)が、幕内阿武咲(25=阿武松)を下して2連勝とした。

立ち合いから前へ出て押し込むと、最後ははたき込みで相手を土俵に這わせた。取組後は「立ち合いから圧力をかけられた。最後も落ち着いて反応できた」と納得の表情を浮かべた。

2年ぶりの開催となる地元の九州場所は初日黒星でいきなりつまずいたが、その後に2連勝。ようやくエンジンが温まってきたことをうかがわせるが、大関に一切の油断はない。「(九州は)東京とは環境が違う。いいのか悪いのか分からないが、そのへんはしっかり集中したい」と口元を引き締めた。

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