川崎中1殺害 元職人18歳少年 5月19日初公判

 川崎市立中学1年の男子生徒殺害事件で、傷害致死罪に問われた元職人の少年(18)の第8回公判前整理手続きが17日、横浜地裁で開かれた。近藤宏子裁判長は、少年の初公判を5月19日に指定した。

 同事件で起訴された少年3人のうち、3人目の公判。裁判員裁判で審理される。初公判以降の日程は現時点で指定されていない。

 起訴状などによると、少年は昨年2月20日午前2時ごろから同6時ごろまでの間、ほかの少年2人と共謀し、多摩川河川敷で男子中学生=当時(13)=の首をカッターナイフで多数回切るなどして死亡させた。少年がカッターを提供した、とされる。

 殺人と傷害の罪に問われた主犯格の少年(19)は懲役9年以上13年以下の不定期刑が確定。傷害致死罪に問われた別の無職少年(18)は懲役4年以上6年6月以下の不定期刑の判決が言い渡されている。

 

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