中日・立浪新監督 福らのSNS殺害予告被害に「そういうことをしている人は幸せになれない」

中日・立浪監督(東スポWeb)

中日・立浪和義監督(52)がSNSでの誹謗中傷をやめるように訴えた。

16日に福敬登投手(29)がナゴヤ球場で契約更改交渉に臨み、1400万円増の年俸6000万円(推定)でサインした後の会見で、自身のSNSに「おびただしい殺害予告がある。家族の身に危険を感じるような文言を直接的に送ってくる方もいる。死ねとか殺しに行くとかもあった」と打ち明けた。

この事実を知った指揮官は「最近は僕らもよく書かれたりするけど、ひどいよね。批判が行き過ぎていて、おかしいのもある。何でもストレス発散で書き込む人がいる。人間のあるべき姿は困っている人がいたら助けること。明らかにサボっていて全く練習もせず、試合で結果が出なくて『そんなの当たり前だ!』とか、言われる分は仕方ないが、一生懸命やっている人を(死ねと)たたくのは、違う方向へ行ってしまっているのでは」と疑問を呈した。

その上で「(誹謗中傷する)その方たちにも家庭があったり、子供があったりして、自分がそういうことを一生懸命やっている子に対して言われたらどう思うのかを考えてほしい。そういう言わなくてもいいこと、関係のないことにまで口を突っ込んでたたくというのは常識から外れていると思う。そういうことをしている人たちは幸せになれないと思う。ぜひやめていただきたい」と切実に訴えた。

今後、SNSをやらないことを宣言した福だが、立浪監督は「僕はやり方を知らない。便利なところがあるのは知っているが、やることによってそういう被害を受けるのはね…。今、社会的にはセクハラやパワハラとか、いろんなことが(ダメだと)言われている中で〝死ね〟なんて、もっとこれは一番ダメなこと」と主張した。

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