リネージュ・ロジスティクス、消費エネルギーの100%を敷地内で発電する自社初の冷蔵倉庫施設を発表

~カリフォルニア州のインランド・エンパイアに太陽光発電パネルとリニア発電機を設置し、クリーンエネルギー・プログラムを推進~

~パワーフレックスとメインスプリング・エナジーとの提携により、リネージュのコルトン・アグア・マンサ施設はリニア発電機2台を設置し、この種の施設としていち早くリニア発電機と太陽光パネルを統合~

~今回の発表は、2040年までに炭素排出量ネットゼロを達成することを誓約したリネージュの幅広いエネルギー削減戦略の一環~

米ミシガン州ノバイ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 世界最大で最も革新的な温度管理産業用REIT・物流ソリューション提供企業のリネージュ・ロジスティクスは本日、カリフォルニア州コルトンの施設に画期的なクリーンエネルギー技術を導入し、リネージュのネットワーク内で初めてエネルギー消費量の100%を敷地内で発電する施設を設立したと発表しました。

今回の発表は、リネージュがクライメート・プレッジの署名企業として2040年までの炭素排出ネットゼロの達成を誓約したことと併せて行われており、より持続可能なコールドチェーンのための業界をリードする当社の取り組みを示しています。

2021年10月13日にバイデン大統領が発表した米国での安全で持続可能なサプライチェーンへの投資に合わせ、リネージュはカリフォルニア州インランド・エンパイアにあるコルトン・アグア・マンサ工場に3.3MWの太陽光発電アレイと460kWのリニア発電機を設置し、これらを合わせて同工場で消費されるエネルギーの実質100%を生産します。こうした進歩は、2015年に当社の責任あるエネルギー削減ロードマップを導入したことに始まるリネージュのエネルギー削減に対する継続的な優先順位の高さを示しています。

リネージュの再生可能エネルギー・プロジェクト責任者のクリス・サーストンは、次のように述べています。「リネージュは、私たちが生活し、働いている地域社会において責任あるリーダーであることを常に目指しており、私たちの拠点で再生可能エネルギーの未来を推進する取り組みも例外ではありません。リネージュは、革新的な開発と業界をリードする技術の展開で、すでに業界のモデルとなっています。私たち自身のエネルギーを責任を持って作り出すことは、持続可能性の重要な節目であり、この成果が2040年までにカーボン・ニュートラルを実現するという当社の取り組みに今後どのようなヒントを与えることになるのか、楽しみにしています。」

リネージュは、全米で再生可能エネルギー・インフラストラクチャーを提供するパワーフレックスと提携し、コルトンの屋上に太陽光パネルを設置しました。これは、世界有数の温度管理倉庫ネットワークを持つ当社にとって2番目に大規模な太陽光発電設備となります。この施設には8426枚の太陽光パネルが設置されており、年間推定540万キロワット時(kWh)のクリーンエネルギーを生み出します。コルトンの太陽光発電設備は、米国内のリネージュの配送センターでパワーフレックスが運営している複数の敷地内太陽光発電設備の1つです。

パワーフレックスのDanny Ptak取締役は、次のように述べています。「リネージュの再生可能エネルギーの長期的なパートナーとして、影響力のある太陽光ソリューションを同社の広範なネットワーク全体に導入する大胆なビジョンを共有し、その実行を支援できることを大変誇りに思います。コルトンでの敷地内太陽光発電事業は、リネージュが革新的なソリューションを展開して人間として可能な限り持続可能な運営をするという継続的な取り組みを示すものです。」

敷地内リニア発電機は、メインスプリング・エナジーが3月に発表した新技術であり、燃料と空気の低温反応を利用して発電します。エンジンや燃料電池とは異なり、リニア発電機は化学エネルギーや熱エネルギーを利用して、運動を直接電気に変換します。このユニットは、建物の太陽光発電設備を最大限に利用できるように使用量を増減させ、再生可能エネルギーの信頼性と最適な利用を常に確保しています。これにより、送電網への依存度を下げて施設の弾力性を高め、運用コストを削減することができます。リネージュのコルトン工場は、リニア発電機を2台設置した世界初の施設であり、この種の施設として初めてリニア発電機と太陽光パネルを一体化しています。この2台の発電機は10月に設置されました。

メインスプリングのシャノン・ミラー最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「商業・工業用の建物は米国の電力使用量の3分の1以上を占め、エネルギー移行において不可欠な役割を担っています。メインスプリングは、弾力性のある持続可能で安価な発電を実現することでエネルギー移行を加速するためにリニア発電機を設計しました。これは、太陽光などの再生可能エネルギーとの組み合わせにも最適です。革新的なエネルギー技術を展開する業界のリーダーで先駆者のリネージュと提携できることを誇りに思います。」

リネージュは2020年12月に、新しく革新的な技術を導入することで、エネルギー削減への取り組みを強化しました。2021年にリネージュは、米国エネルギー省のベター・プランツ・チャレンジで、2024年までにエネルギー強度を25%削減するという目標を掲げ、同省からエネルギー効率における卓越した成果を3年連続で認められました。

リネージュ・ロジスティクスについて

リネージュ・ロジスティクスは、温度管理された産業用REIT・物流ソリューションを提供する世界最大の企業です。その世界的ネットワークは、北米、欧州、アジア太平洋の19カ国に広がり、合計20億立方フィート以上の容量を備えた400カ所を超える戦略的立地にある施設から構成されています。リネージュのエンドツーエンドの物流ソリューションに関する業界をリードする専門知識、比類のない不動産ネットワーク、革新的テクノロジーの開発と展開は、流通効率の向上、持続可能性の前進、サプライチェーン廃棄物の最小化に貢献し、そして何よりもフィーディング・アメリカのビジョナリー・パートナーとして、世界的な食料供給をサポートしています。優れた革新と持続可能性イニシアチブが認められ、リネージュは2021年度「CNBCディスラプター50」リストで第17位、ファスト・カンパニーの2019年度「世界で最も革新的な企業」リストでデータサイエンス企業の第1位、総合第23位にランク付けされたほか、2020年にはフォーチュンの「チェンジ・ザ・ワールド」リストに選ばれました。(www.lineagelogistics.com

パワーフレックスについて

パワーフレックスは、商業・工業の顧客に、太陽光発電、貯蔵、スマートEV充電、マイクログリッド、エネルギー管理システムなど、クリーンエネルギーの総合的なターンキー・ソリューションを提供しています。当社は充電ステーションの大規模ネットワーク全体の電力消費を最適化する特許取得済みの適応型負荷管理(ALM)技術を開発したカリフォルニア工科大学の研究グループによって2017年に設立されました。パワーフレックス・システムズは、2019年にEDFリニューアブルズ・ノースアメリカに買収され、2021年には商業太陽光発電開発大手のエンターソーラーに統合され、敷地内太陽光発電の提供を拡大しています。詳細情報については、www.powerflex.comをご覧ください。

メインスプリング・エナジーについて

メインスプリングは、低コストで信頼性の高い炭素排出ネットゼロの未来の送電網というビジョンの下、現場設置型の出力調整可能な燃料柔軟性のある電力を低コストで供給する新カテゴリーの発電機であるリニア発電機を提供しています。カリフォルニア州メンローパークにあるメインスプリングは、トップクラスのベンチャー企業や戦略投資家および金融投資家に支えられています。www.mainspringenergy.com

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