とちぎ国体 トーチ披露 イチゴデザインのミニ炬火台も【動画】

ミニ炬火台やトーチの特徴などが紹介された披露式=16日午後1時40分、県庁

 2022年10月に本県で開催する国体と全国障害者スポーツ大会で使用する炬火(きょか)トーチと、炬火をともすミニ炬火台が16日、県庁で披露された。両大会の開会式や各市町の採火イベントなどで使われる。

 炬火は五輪の聖火にあたり、両大会の開会式でトーチを使い炬火台に点火する。トーチ、ミニ炬火台は3月に決定したデザインを基に、県内の建築会社や石材加工会社などが製作した。

 トーチは長さ70センチ。流線をイメージした形に緑や青のラインで本県豊かな自然と県内を流れる清流を表現した。

 ミニ炬火台は、開会式会場に設置する炬火台の約4分の1のサイズで、高さ40センチ。主に市町イベントで使用する。大谷石を使用し、本県特産のイチゴをデザインした。東日本大震災で崩落した塀も再利用している。トーチは今後計90本、ミニ炬火台は計30台作る予定。

 製作会社の代表者らから工夫した点などを聞いた福田富一(ふくだとみかず)知事は「栃木県の素晴らしさを表現していただいた。(開催が)いよいよだなと感じた」と話した。

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