トヨタ ハリアー、リセールの良さや価格を抑え上手に高級風に仕立てたパッケージングで安定した人気を誇る【みんなの声を聞いてみた】

2020年6月にフルモデルチェンジを実施したトヨタ ハリアー。自販連(一般社団法人日本自動車販売協会連合会)が発表するデータでは、2021年上半期(1月~6月)で4万8271台を売り、販売ランキングでは5位にランクイン(ミドルサイズSUVではトップを記録)するなど、安定した人気を誇る。その人気はどこから来るのか? ここでは、購入検討者やオーナーなどがSNS上で挙げているみんなの声を紹介していく。

トヨタ 新型ハリアー Z “Leather Package”[HYBRID・FF] [Photo:小林 岳夫]

コロナ化で揺れる直近でも月平均で4739台の販売台数を誇る新型ハリアー

トヨタ ハリアーは、2020年6月17日(水)にフルモデルチェンジを実施。現行型で4代目となる人気のミドルサイズSUVである。パワートレインには、2リッターNAと、2.5リッターハイブリッドを用意し、価格は299万円~504万円(税込)。

新型ハリアーは、発売当初の月販目標台数が3100台だったのに対し、発売1ヶ月後の時点では約4万5000台を受注するなど、発売直後から高い人気を誇っていた。

その人気は陰りを見せることなく、先述の通り、2021年上半期(1月~6月)では4万8271台の販売台数を記録。月平均にすると8045台と登場から1年経過した時点でも当初の目標を大きく上回っているのが分かる。

また、半導体問題やそれに伴う納期問題が続く2021年7~10月の直近で見ても、月平均で4739台と安定した人気を誇る新型ハリアーだが、SNS上では、様々な好意的な声が挙がっている。

まずはデザインの部分。

「素直にカッコいい」

「クーペっぽい外観が気に入っている」

「内装の質感が高級感あって大変満足」

「高級感のある内装が、親しい人を乗せたときに喜ばれる」

これら、内外装において質感の高さを挙げ、満足感に溢れた声が見けられた。

価格を抑え上手に高級風に仕立てているの声

また、その質感の高さに付随して多く見受けられたのが、

「手頃な価格設定のグレードがあるから購入検討のときに選択肢として入ってくると思う」

「価格と豪華さのバランスが良い」

「高級感があるから価格も高いかと言われると、そうでもないところが魅力」

といった価格に対する声。特に新型ハリアーは、価格以上の質感が備わっているといった声が多く、

「細かいところでコストを抑えている感じはあるが、それにしても安い価格で見事に高級感を演出していると思う」

「決して高級なクルマではない。価格を抑え上手に高級風に仕立てているクルマ(誉め言葉)」

など、トヨタのパッケージングの秀逸さを評価する声は多い。ベースグレードのSやGといったモデルはディスプレイのサイズやパネル加飾、シート表皮、シートヒーター・ベンチレーションの有無。そして調光パノラマルーフがオプションで選択できないなど、仕様に違いがある。それでもこうしたクオリティが299万円から用意されているということに驚きの声は多い。

また、実際に販売店に他のモデルを見に行ったものの、価格含め予想外のパッケージングに当初の目的から変更して新型ハリアーを注文したとする声も見受けられた。この辺りは豊富なSUVラインナップを取り揃えるトヨタだからこそ出来る代物だろう。

なんと言ってもリセールバリューの高さが魅力的

そうした上で、何よりも見逃せないのが、

「5年乗って50%近くつく下取り価格は大きいと思う」

「リセールが良いおかげで、本来手が出せなかった層も買えるようになった」

など、リセールに関する声。人気モデルとあってリセールバリューも高く、デザインや質感もさることながら、当初からそれを見越して購入を検討しているといった声も。モデル毎ごとに乗り継いでいるといった声も少なくなく、人気があるから下取りも高く、乗り換え時の負担も軽減することができるといった好循環が出来上がっているようだ。

果たして、新型ハリアーの人気はどこまで続くのか? 引き続き注目していきたい。

[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]

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