チョークで児童が「黒板アート」 横浜の木造校舎、かつての教室 講師は高校生チャンピオン

「カラフルなチョークで作品を制作する子どもたち」

 チョークを使って黒板にふるさとの風景を描く「黒板アート」ワークショップが13日、横浜市緑区北八朔町の山下地域交流センターで開かれた。「わたしたちのまち」をテーマに、小学生が緑色の黒板いっぱいにカラフルなまちを表現した。

 1942(昭和17)年に建築された木造校舎を活用したセンターの教室。横約5.4メートルの黒板2枚は新たに手作りした。

 緑区内の県立白山高校で黒板アートを習った卒業生の橋場こゆきさん(19)=東京造形大2年、林利緒奈さん(20)=和光大2年の2人が講師を努めた。2人は都内のテレビ局が主催した2019年度の「高校生対抗・黒板アート選手権」に出場し、制作した作品「恋する横浜」でチャンピオンに輝いた。その経験を生かし子どもたちに黒板アートのこつを伝えた。

 アートで緑区の魅力を発信する「山下学舎(まなびや)文化祭」として同区が主催。

 2人が昨秋の文化祭で描いた作品「緑区、みつけた」とワークショップの作品は28日まで、同センターに展示されている。入場無料。問い合わせは、緑区区政推進課電話045(930)2228。

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